次の日 起きると物凄い音が

ガキンッ と剣の交わる音
バンッ という銃弾の当たる音
多分、甲板で戦闘だよね うん


………? 戦闘? せんとう?

日本の心、富士山の描かれた壁 立ち上る湯気 銭湯 …じゃねーよ

戦闘だよ、バトルだよ、デュエルだよ
うーん やっぱりこの世界では当たり前だよね

少年漫画の王道 バトルシーン
見るのは良いよね
…あぁ どうしよ 何もできないし
クローゼットに隠れよ 青鬼みたいだな
心の中で思ってるだけではいけないのだ、行動に移すことが大事だ そう思ってクローゼットへと歩き出そうとすると

ダァァン!! と扉の開く音が聞こえた 恐る恐る首だけを後ろに向けると そこにはゴツいおっさんがいた ハゲの

『 ハゲってなんだハゲって 』

「 じゃあスキン? 」

『 じゃあってなんだじゃあって!! ナメやがって 』

怖い顔をしたおっさんが迫ってくる

「 こないでくださーい!! 私 弱いんですって 死にますってば 」
『 死ねぇぇぇぇぇっ!! 』

彼の武器である斧が音を立てて振りかざされた
あぁ ヤバい死ぬ 私の人生オワタ\(^o^)/ と思ったら


「 Room !! 」

あの神ボイスが聴こえた

「 シャンブルス 」

私はいつのまにか船長さんの腕の中にいた

『 Σなっ!! 何だ今のは 』

おっさんがびっくりしてた
私もびっくり

「 俺の船で勝手なことしてんじゃねぇよ 」

みっ耳元でっ!!? おおう ヤバい耳が妊し…

「 お前ももっと抵抗しろ 死ぬぞ 」

「 …ごめんなさい 」

「 分かればいい 」

そう言うと船長さんはポンと私の頭を撫でた

『 チッ 仕方ねぇ 二人まとめて殺ってやる 』

「 あぁ゙? 俺がテメェに殺られる だと? ふざけんのも大概にしろ 」


゙ Room ゙ ブゥゥン

゙ シャンブルス ゙

おっさんの体が一瞬でバラバラになった

『 なっ 切られたのに生きてる!? 』
生首状態なのに喋ってる
有名なジ○リの作品に出てくる 「 オイッ、オイッ 」っていって跳ねてるあの生首みたいだ (千と○尋)

「 さて どうしようか 」

ニヤリと黒笑した船長さん 怖いけどイケメン


「 あの、船長さん こういうのはどうでしょう ゴニョゴニョ… 」

今だ 船長さんの腕の中に居るので 私は船長さんに抱きついているような状態で彼への処遇を提案する


「 馬鹿マリにしては 良い考えだ 」


その提案とは



















すっかりと綺麗になった甲板 ピカピカです
私は掃除をしていましたが シャチくんにペンギンさんにベポは釣りをしていました
エサは 船長さんにバラバラにされたハゲ

『 ハゲじゃねぇ!! ボケェッ 』

「 そんなこと言ってたら… ペンギンさん、やって下さい 」

「 ん 」

ペンギンさんの竿にはおっさんの頭が付いていて、ペンギンさんは海面すれすれに落とした

『 すいませんっしたーっ!! 』

因みに、シャチくんの竿には右足 ベポの竿には腕が付いている あとのパーツは空になった酒樽の中に入っている

「 釣れねー 」

「 あっ シャチ見てあれ、海王類だよ 」

「 本当かベポ 」

『 助けてくれ〜っ!! 』


ハゲの絶叫がグランドラインに響き渡った















ほらほら楽しいことしたもん勝ち!





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