シャチくんが船長さんにバラされた後、私はペンギンさんによばれました 今いるのは海図とかそれに関連する本とかがいっぱい置いてある部屋
少し う〜ん… かなり埃っぽい
「 埃っぽくて悪かったな、ここは俺の仕事場兼仮眠室だ 」
へぇ ペンギンさんの仕事場… って
「 Σ本当にっ!? 」
「 嘘吐いてどうする 」 「 まぁ、そうですよね 」
イスに座るように指示されたので近くにあったイスに座る
「 で 話なんだが 」
「 なんです? 」
「 これはお前のか? 」
そう言ってペンギンさんが私の目の前に出したのは革製の少し大きめのスクールバッグ まぎれもなく私のものだ こちらにくる2週間前にアニ○イトで買った夏目くんのミニキャラキーホルダーがぶら下がっている
「 はい、それは私のです 」 これが来たということは…
「 そうか 」
「 あの、ペンギンさん これ持って来たのって 」
「 ニュースクー だ 新聞と一緒にこれが落ちて来た 」
「 そうですか 」
やっぱりか… 私の荷物を持って来るニュースクー これが今のところ謎 まぁトリップすること自体が謎だけど…
「 一応 安全のために中を調べた 」
「 え 」
着替えとかいろいろ入ってるのに …中を見られたとか
「 お前 結構胸あるんだな 」 ペンギンさんの口からトンでもない言葉が発せられた
「 ペンギンさんの変態っ!! 私のほうが変態だけど! 」
「 お前よりはマシなんだな 」
「 馬鹿っ!! ペンギンさんの馬鹿ァー 」
某動画のように両手でペンギンさんの胸板をポカポカ殴る
「 あぁ、それともうひとつ聞きたいんだが 」
「 …グスッ なんですか? 」
「 これは何の機械だ? 」
ペンギンさんが取り出したのは私の携帯 (未だにガラパゴス) スマホに変えたいと思う今日この頃
「 それはですね 私の世界での通信手段として使われている携帯というものです 」
「 違う世界から来たと言うのは本当なんだな 」
「 ここでは使えませんが 」
私の場合は使ってないけどね (画像集めか、カメラしか使わない)
「 害はないようだな 」
私の手のひらに携帯を置いて言う
「 ペンギンさんって なんか仲間想いというか 何というか 」 船長さんに少し似てます、でもペンギンさんのほうが優しいです そう言うと
「 そうか? 」
とペンギンさんが返した
「 はい、 そういうの好きですよ 私 」
「 … 」
「 ペンギンさん? 」
「 お前、本当に天然って言われないか? 」
「 ? 」
「 (船長ではないが俺もヤバかったな この帽子してて良かった) 」
ペンギンさんってなんか "お母さん" みたいだな
酩酊まるで足りないや
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