私の生活の場が船長さんの部屋に決まりました
あぁ 私もう死んでもいいかも
信用されていないのがアレですが
なので私は話してみようと思いました 少しは信じてくれますよね
「 あの…船長さん 今度は私の話を聞いてもらえますか? 」
「 さっき聞いたろ 」
「 いや、それはそれです 」
「 … ふざけた真似したらバラすからな 」
本当に怖いですってば
「 分かりました では 話します 」
そうして私は話をした
信じてもらえないかも知れませんが 私は別の世界から来ました でも私はこの世界のことを知ってます この世界では『ワンピース』を求めて沢山の海賊達が新世界を目指して旅をしていることを もちろん 船長さん…貴方のことも 他の人達のことも
私の世界ではこの世界のことは本の中に物語として存在しています そして私はその本が好きでいつも読んでいました
私がこの世界にきたのはこれで5回目です どうして私がこの世界にこれたかはまだ分かりません
「 これが私の話です 」
「 ……… 」
船長さんは黙って私の話を聞いていました そして私が口を閉じるとこちらを見て言いました
「 今の話を信じると思うか? 」
「 いいえ 私がもし、船長さんだったらそう簡単には信じません ですが 今、現在進行形で私に起こっていることなので 」
「 …嘘じゃないんだな 」
「 はい、 信じてもらえなくても仕方がないですよね… 」
あはは と頭に手を持っていく
「 信じるか否かは俺が決める 信用されたいならそれ相応の行動を見せろ 」
お、 なんか大丈夫みたい やっぱり船長さんは格好良いな
「 分かりましたっ!! 頑張って船長さんに信用してもらいます 」
「 せいぜい 死なないようにな 」
不吉なこと言うよね たまに 神ボイスだから許せる
(船長さん、私、食堂の手伝いになりましたっ)
(毒でも入れる気か?)
(入れませんよ…)
(どうだかな)
(むぅ…船長さんもパンで良いですよね?)
(…俺はパンは(嫌いでしたよね船長さん) … )
迷っていたってさ、 しょーがないじゃん
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