「 あれ〜? 陽ちん そのバンソーコーどうしたの〜? 」

陽ちんの腕捲りをしている袖から見えている腕にはバンソーコーがいくつも貼られていた

前髪で少し隠れているけれどおでこにもバンソーコーをしている


「 あぁ、 ちょっと転んだだけだよ 」

平気平気と陽ちんは言うけど 何か気になるんだよね



「 陽ちん 」

「 ん? 」

ピシッ!!
俺は陽ちんにデコピンをした もちろんバンソーコーの貼ってないとこ

「 いたっ!! 何すんだよ紫 」

「 あ、 ごめ〜ん 陽ちん 」
おでこを痛そうに押さえながら 俺のほうを睨んでくる
伸長は陽ちんも高い方だけど俺の方が高いから若干陽ちんは上目遣いになってる


ごめん ごめんと自分の大きな手で小さい子をあやすように頭を撫でたら


「 なんか 紫にされんの嫌 」

と言われた

確か黒ちんにも言われたような気がする


その後、陽ちんは用事があるとか言って直ぐに何処かへ行ってしまった




気になるから赤ちんに話してみたら

「 ふうん …そうか 分かった、 敦 少し良いか? 」

「 な〜に? 赤ちん 」

「 これから陽輝に何かある度には俺に話してくれ 」

「 え〜 」

何でそんなことをするのか分かんなかったからそう答えた

「 まいう棒3ヶ月分 」

「 やる 」

まいう棒の誘惑には勝てないし、ましてや赤ちんの言うことだから断るわけにはいかなかった



赤ちんがいつも考えてることは難しいし俺には分からないけど もしこれで俺のモヤモヤが晴れるならそれで良いや







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