「せいじゅうろうおにいちゃん」
「 どうかしたのか もか 」
「 きょうね ようちえんでね 、りすぐみのまさくんに『すき』っていわれたの 」
「 そうか 」
「 うん 」
「 それで、もかは何て言ったんだ? 」
「 えっとね もか ごめんなさいっていったの 」
「 どうして? 」
「 もかはせいじゅうろうおにいちゃんがいちばんすきだもん 」
「 …もか 」
ぎゅぅぅー
小さな彼女が壊れないようにと 優しく抱き締めた
「 おにいちゃん? 」
「 俺はもかが大好きだよ 」
「 わぁい!! 」
腕の中で喜ぶ姿はとても嬉しそうだった