最近、陽がよく怪我をしていると言う話を幼馴染みであるさつきに聞いた

俺は
「 ちっせー頃からいつも怪我してんだろ、俺と一緒によ 」

と、言葉を返した


昔から、陽と俺は遊ぶときやバスケをするとき、何かをするときは必ずと言って良い程、いつも一緒にいた気がする










「 なぁ、陽 」

「 ん? 」

「 最近さつきがお前がよく怪我してるって聞いたんだけどよ、 そうなのか? 」

「 この頃、よく転ぶんだ …多分、体が鈍って来てるからかな、 さつきもそんなに気にしなくて良いんだけどな 」


ちっさいときからよく怪我してたじゃん

と笑いながら答えた陽に

「 そうだよな 、さつきも心配し過ぎだよなー 」


そう言いながら心の中では、陽に何かあったのではないかという不安が芽生え始めた



さつきが異常にまで心配するのにはきっと何かがある


「 陽 」

「 何? 」

「 何かあったら俺に言えよ 」

「 何を? 」


「 何でもだよっ!! 」

「 ふっ …分かった、何かあったらね 」

「 ちゃんと話せよ? 」

「 分かった、分かった 」



せめて俺くらいには話してくれないか?


お前に何があったのか
何がお前を変えたのか






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