「 なあなあ 陽 見てみろよ
マイちゃんの新写真集 」

「 あー それ持ってるわ ちなみに3ページのマイちゃんが俺得な 」

「 マジかよ うわっやべぇなこれ 」

「 だろー 」


久しぶりの休日に俺は陽と家でくつろいでいた
マイちゃんの写真集を二人で見ながら他愛もない話をしていた

「 やっぱ マイちゃん最高だよね 」

「 だよな 次の写真集が楽しみだな 」

「 次は再来月らしいよ 」

「 それってどこ情報だよ 」

「 マイちゃんのブログ 」

「 んなもんあんのか 」

「 あるよ 」




陽は部活を辞めた 何で辞めたかは周りにも双子の俺にでさえも教えてはくれなかった

陽は1年でレギュラー入りしてエースだった
あの時はとても楽しそうにバスケをやっていた


「 なぁ 陽、 」

「 何? 」

「 ストバス行こうぜ 」

「 そうだな 」

ただ、俺に分かるのは、陽がバスケが嫌いになったから辞めたんじゃないってことだけだ


「 そう言えば 黒にも誘われたな 」

「 あぁ、それは来週な 」

「 楽しみだな 」

「 じゃあ行くか 」
「 そうだな 」


今は話してくれなくても
いつか話してくれると俺は信じてる





第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -