※カゲロウデイズのパロ小説です
8月15日―あの日もこんな風に天気の良い日だった
眩しい日差しの中、僕は君とたわいのない話をしていた
「白雪さんは夏が好きですか?」
「ううん、嫌い…かな」
膝に乗っている猫を撫でながら君はそう言った
「どうしてですか?」
「だって暑いし 日焼けするし」
「僕も夏はあまり好きではないですね」
暫くしてから白雪さんが猫を抱こうと手を伸ばすと猫はスルリと膝から降りて道路へ走っていった
それを追いかけて白雪さんも走り出す
赤に変わった信号機が僕の目に映る
そして次の瞬間には彼女の無惨な光景が
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バッ!!
「白雪さんっ!!!」
8月14日の12時過ぎ 彼女を呼ぶ自分の声で目が覚めた
またあの夢を見た
白雪さんが大型トラックに跳ねられていて
僕がどうすることも出来ず呆然と立ち止まっている姿が何度も何度も繰り返される
繰り返される夢が現実で起きたら僕は君を助けることができるのだろうか
またあの8月15日がやってくる
―廻り続ける世界―
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後書き的な何か
・突発的にやってしまった
・しかも夢主あまり出てこない
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