大好き
「 赤司くん 」
「 何だ? 彼方 」
「 今、なんか欲しい物とかない? 」
「 特には無いな で、何でそんなことを聞くんだ? 」
「 えっ!? いやぁ ちょっと聞いてみただけ 」
「 そうか 」
「 うん、 じゃあね 」
「 あぁ 」
誤魔化すように赤司の前から彼方は去って行った
「 玲央先輩!! 」
「 あら、 彼方ちゃん どうだった? 征ちゃんの欲しい物分かったかしら? 」
「 いえ、それが… 」
玲央に赤司に聞いたことを彼方が話すと
「 征ちゃん… 」
「 どうしましょう 玲央先輩 」
「 そうねぇ
征ちゃんのことだから…
彼方ちゃんが側にいるだけで良いんじゃないかしら? 」
「 でも… 」
「 どうしましょうね 」
「 玲央先輩 」
「 何かしら 」
「 一緒に買い物に行ってくれませんか? 」
「 良いわよ 」「 その必要は無いよ 」
「 あら、征ちゃん 」
「 あっ赤司くん!? 」
「 玲央 彼方は返してもらうぞ 」
「 分かったわ
じゃあ彼方ちゃん 頑張って 」
「 あっ、玲央先輩っ待って下さい!! 」
「 彼方は僕より玲央のほうが良いのかい? 」
「 いや、そう言う訳じゃ 」
「 じゃあ 行くよ 」
「 うん 」
廊下を歩きながら赤司は彼方に問い掛けた
「 玲央と何の話してたの? 」
「 … 」
「 早く言ったほうが良いよ 」
「 赤司くん今日が誕生日でしょ 」
「 あぁ 」
「 だから 何が良いのかなって話してたの 」
「 彼方は馬鹿だね 」
「 へっ!? 」
「 僕は彼方が居れば何だって良いんだよ 」
「 でも 」
「 好きな人が側にいるだけで僕は幸せだよ 」
「 っ/// 」
「 ほら 帰るよ 」
「 うん、 赤司くん… 」
「 何だ? 」
「 だっ大好きっ!!/// 」
そう言うと赤司くんは少しだけ恥ずかしながら微笑んだ
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・後書き的な何か
赤司くん誕生日おめでとう☆
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