*黄瀬の場合*






「 なんでそんなんになってるの? 」

「 えっと わかんないッス 」
突然現れた小さい黄瀬(デルモ) はいつものようにへらへらと笑いながら答えた


「 はぁ… 」

「 葵っちー 」

「 抱っこして欲しいッス!! 」

「 やだ てか、何でそんなことしないといけないの? 」

「 即答って酷いッスー 」

「 質問に答えろデルモ 」

「 いや、その…伸長が小さいと葵っちの顔が遠いんスよ 」


「 別に良いでしょ 」

「 良く無いッス 」

「 …早く戻んないかな 」

小さくなった黄瀬くんは裾を引っ張ったり、足に絡み付いたりしていた
いつもの葵なら振り払うのだが、小さくなっている黄瀬を振り払うことはできなかった



「 葵っちー、抱っこッス!!」

「 分かったから、大きな声出さないでよ 」

「 やったッス!! 」

結局、黄瀬を抱っこするはめになったのである









小さくなっちゃった!?
*黄瀬の場合*
・ 落ち着きがない
・ 抱っこを強要する





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