だって
窓際の席で読書をしている赤司くんの後ろにゆっくりと近づく
そっと そっと
そうして赤司くんを驚かそうとした時
「彼方 さっきから何をしてるんだい?」
「 !? 」
さすが赤司くん 気づかれていたなんて…
「 で? 」
「 へっ!? 」
「 僕に何か用かい? 」
「 あー えっと… 玲央先輩に『征ちゃんにちょっと用事があるから呼んできてくれないかしら?』って言われて…」
「 それだけのことで何故、後ろから驚かす必要がある?」
ですよねー
だって、赤司くんの驚いた顔が見たかったんですもん
とは言えずに
「いやー、読書してる赤司くんにどうやって話し掛けたら良いのかな〜?って考えた末の結果で…」
「 普通に話し掛けたら良いじゃないか 」
いやいや、邪魔したら鋏飛んできそうな雰囲気だったよ
「 邪魔したら悪いかな〜 なんて思ってさ 」
「僕は彼方を邪魔だなんて思ったことは一度もないよ」「 へっ? 」
「寧ろ 彼方が居ないと物足りない」
「 なっななな何を言っt 」
「 彼方 」
「 はっ はいっ!! 」
私の名前を呼びながら赤司くんは椅子から立ち上がり私に近づいて耳元で囁いた
「 僕は彼方が好きだよ 」
「 っ!?/// 」
突然囁かれた言葉に今度は私が驚いた
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後書き的な何か
・赤司様の驚いた顔を見てみたい
赤司様を驚かせようとして逆に驚かされた女の子の話
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