夢を見た事が無かった自分が
いつしか正夢を見るようになった
自分の夢の中で花が咲けば現実にも花が咲き、
自分の夢の中で土砂降りになれば現実でも土砂降りになり、
自分の夢の中で友達が骨折をすれば現実でも友達が骨折をし、
自分の夢の中で家族が自殺をすれば現実でも家族が自殺をし、
まるで何もかもが自分のせいで狂ってしまっている様で、誰かに助けを求めようともした。
けれど、
全ての未来は自分が創造しているかのようにも思えてきて
自分を"助ける"人ではなく、
自分を"利用する"人の所へ行けば
何か別の自分に…別の夢になれるんじゃないかと私は思った。
「お前はただ夢を見ればいい」
「それがお前に与えられる任務だ」
「決して俺に逆らうな」
そうして私はイザヴェルの一員になり、ルシファーの配下と化した
「世界が滅ぶ、夢を見た」
「星が消える、夢を見た」
「未来はウチらの手の中にある。」
title Thankyou!→風雅
(ミディール独白)