▼ あの星が沈んだら、いつか夢見た楽園に帰ろうか



夢を見た事が無かった自分が
いつしか正夢を見るようになった

自分の夢の中で花が咲けば現実にも花が咲き、

自分の夢の中で土砂降りになれば現実でも土砂降りになり、

自分の夢の中で友達が骨折をすれば現実でも友達が骨折をし、

自分の夢の中で家族が自殺をすれば現実でも家族が自殺をし、


まるで何もかもが自分のせいで狂ってしまっている様で、誰かに助けを求めようともした。

けれど、
全ての未来は自分が創造しているかのようにも思えてきて
自分を"助ける"人ではなく、
自分を"利用する"人の所へ行けば
何か別の自分に…別の夢になれるんじゃないかと私は思った。


「お前はただ夢を見ればいい」
「それがお前に与えられる任務だ」
「決して俺に逆らうな」

そうして私はイザヴェルの一員になり、ルシファーの配下と化した


「世界が滅ぶ、夢を見た」
「星が消える、夢を見た」

「未来はウチらの手の中にある。」





title Thankyou!→風雅

(ミディール独白)



2011/12/12 00:42 (0)

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