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「じゃあまた明日な、名前」


「うん、バイバイ!」


学校の帰り道。
一緒に帰っていた男友達と分かれ、一人で家へと歩いていた。


ある曲がり角に差し掛かったとき…


「随分と楽しそうじゃねぇか」


「えっ!?」


私の愛しの人…XANXUSがいた。
しかも超不機嫌そうで。


「ざ…XANXUS!?何でここに…」


「うるせぇ、テメェに関係ねぇ」


「なに怒ってるの?」


いつもと様子が違うXANXUSに問いかける…


「怒ってねぇ」


「嘘!怒ってる!」


「怒ってねぇって言ってるだろ。」


「ムッ…もういい!XANXUSなんて知らない!」


私は明らか怒っているのに怒っていないと言い張る彼にムッとした。

グイ

「い”っ」

XANXUSは私の腕を引っ張って歩き出した。


「ざ…XANXUS?」


「……」








(あんなガキどもに…)


「ねぇ、どこ行くの?」


(妬いたなんて…)


「……………言えるか」


「え?なんて?小さすぎて聞こえないって」


「るせぇ、黙ってろ」


「もうっなんなんのよー!」

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