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今日は久々に彼との任務だった。いつも彼が幻覚を使ってくれるので一発なのだが、その分隠れていなければならないので逆に緊張する。だったら自分で戦った方が、彼女は向いているかもしれない。

「ちょっとフラン、肩凝ったんだけど」
「え、知りませんよー」
「たまには先輩を労ってくれても良いでしょ?」
「…名前センパイはまず、先輩と思えるかどうかさえ問題ですが…」

ピシッと血管を浮かせたら、大袈裟にため息をつく彼。

「分かりましたよー。じゃあ肩揉みでもしてあげますー」

彼は彼女を自室へ招き、その辺に腰掛けさせた。




(( マッサージ ))




―グッ
「あっ、」
―ググッ
「んっ、気、持ち良…」
―グィッ
「ッひゃあっ」

彼はゴクリと唾を飲んでから、あからさまにため息をついて見せた。

「ちょっとセンパーイ、マッサージごときで変な声出さないで下さいよー」
「あっ、だって…、気持ち良、くて…」

彼女の肩は相当凝っていたらしく、少しの刺激で快感になる。ゆっくり揉みほぐすように押され、またピクリと身体を跳ねさせた。

「ッあ、フラン…!」
「や、止めて下さいよー…ミーがもちませんー」
「は、何が…っん、」

グッ、グッ、と定期的にくる刺激。たまにグリグリと体重をかけながら親指で押されたり。

「んん…、気持ち良いよぉ…っ」
「あんまりそーゆーこと言わないで下さいー。できれば声も出さずに」
「無理…!あっ、そこ…」

ピクッと反応するツボを押せば、また彼女からは声にならない声が漏れてきた。

「んんんっ、あ、ちょっとフラン?! 何で止めるわけ?!」

どんなに怒られたって、これ以上すれば彼の方が危ない。

「すみません、もうミーにはできませんー」
「何でよ!」
「センパイ、声えろすぎですー」

その言葉に彼女は呆れたように目を細めた。

「何言ってんの、そんな声出してないし」
「出してますよー無自覚なんて最低すぎますー」
「何の話よ、まったく…」

やれやれ、と首を振る彼女にムッとして、彼は今度は背中へ手を滑らす。

「じゃあ今度は肩以外もやりますねー」
「お、ありがとー。フランのくせに気が利くじゃん」

(くせにって…)

眉を顰めながら、グッと刺激する。再び彼女の身体が跳ね出した。

「ん…」

息を漏らすような声。彼は少し目を伏せて、手を胸に回した。

「ちょっ、フラ…っ」
「すいません、手が滑りましたー」

滑ったとは言いながら、やわやわと手を動かして。

「やっ、何…!」
「あれ、おかしいなー、手が言うこと聞きませんー」
「何ばかなこと…っ」

抵抗する彼女なんかまるで無視。もう服の中へ手を突っ込んでいる。

「ん…フラ、ひゃっ」
「ココも気持ち良いんですかー?」
「ちがっ、違うもん…!」
「へーそうなんですかー。…じゃあ、ココも?」

グイッと脚を開かされ、下着の中にまで手を入れられる。ゆっくり恥部を撫でられ、ぞわぞわと腰を引いた。

「や、だぁ…っ、フラン…!」
「あれ、気持ち良くありませんー?」

ぷっくりと形を主張するそれを弄ると、ビクリとまた肩を上げた。

「あ、ああ…!フラ…、も、」
「え、早いですよセンパイ」

腰を引いてその強すぎる刺激から逃れようとするものの、後ろは彼の身体で包まれているので逃れることもできず。

「ッん、あああ…っ!」

ドクン、と白い喉を見せるかのように身体を仰け反らせた。






はぁ、はぁ、と肩で息をする。

「下着、汚れちゃいましたねー。なんかすいません」
「もっと、ちゃんと、謝りなさいよ…!」
「えー、だってミー、センパイを気持ち良くしてあげただけじゃないですかー」

カァッと顔が熱くなり、それを隠すかのように彼の頭を叩いた。

「げろっ!…何するんですかー」
「ばかガエル!恥ずかしい、でしょ…」
「なっ…、」

(その顔は、反則じゃないですかー…?)

ゾク、と鳥肌が立つ。

「名前センパイー、やっぱりミー、我慢できなくなっちゃいましたー」
「は…?」

ひょい、と彼女を担ぎ上げて、降ろした場所は彼のベッドの上。彼女はダラダラと嫌な汗をかく。

「フランくん…?」
「センパイを気持ち良くさせるだけだったはずなんですがー、ミーも気持ち良くなりたくなっちゃってー」
「ちょ、ちょっと待ってフラン…!」

彼がベルトに手を掛ける。それで完全に察してしまった彼女は危ないと思う半面、先程以上の快感を予想してじんわりと愛液が染み出てきたのを感じた。

「あんまりにも好い声出すもんですから、手加減できないかもしれないですー」

そう言いながらギシ、とベッドを軋ませ、彼女の上へと乗ってきた。




END

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マッサージもベタですよね。でも大好きですこういうの。名前様、お付き合いありがとうございました。

20111001
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