2018/04/08
カドックくんが好きすぎてつらいです。今やっと21節が残りひとつになったとこ、つまりアナスタシア戦が終わったところなのですが……
マシュの紹介にあった「笑顔を絶やさない、周囲に気を配れる人」という人物像からして、魔術師として生きにくい人なのだろうなとは思っていたのですが、ここまでとは……
3節くらいのやりとりで、この子はウェイバーに性根が似ている気がする、と思いました。そうしたら7節で、こいつウェイバーポジションじゃん、と確信しました。もうそこからはひたすら辛かったですね。
カルデアに呼ばれて、他の大多数よりはレイシフト適正で期待されていたけれど、同じAチームメンバーと比較してあまりにも魔術師として平凡すぎた。けれど、平凡で多分世代も4世代くらいしか続いていない家系で、始めて自分の能力が求められれば、それに縋ってしまうのも道理だな、と。だからこそ、主人公に、魔術師でもなければその世界を知りもしない人間に、できたかもしれない唯一の功績を横取りされれば、まあ、憤りもしますわ。
彼にとってカルデアで功績を上げること以外は、もう魔術師として大成する機会がないんでしょうね。だから、それ以外に存在意義を見いだせなかったのかな、と。
魔術師としての生き方を知ってて、魔術師として生きて功績を残したいのに、周囲とは隔絶された能力不足なんて、劣等感と嫉妬抱かずどう生きろと。魔術師は野心なければやってけませんからね。
でも、それでも笑顔を絶やさなかったり、人に気遣いができたり。もしかしたら媚びへつらうことでしか生きていけなかったのかもしれないけれど、それは魔術師として不要な要素だし、彼ならそれもちゃんと理解はしていそうで。だから、それなら、考えるより先に体が人間として動いてしまうのだろうなと。悲しいかな、魔術師としては甘くて弱い理念ですね。
まあ結果的に、やっぱりウェイバーポジションだったかーという感覚です。ウェイバーから見たライダーが、カドックくんから見たアナスタシアなんでしょう。ここで別れて、どうやら保護されるようですし、乗り越えて生きて、自分で掴み取れるようになってほしいなと思います。ウェイバーだってエルメロイU世に期せずしてなったとしても、劣等感と嫉妬の塊のままですし。その野心を持ち続けて、掴み取ってほしいですね。第2のウェイバーになってほしい。

そんなわけで、最後の1つ、終わらせてきます。
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