【登場人物】
※言うまでもなく刹那は女の子です。
※年齢は一期での設定を踏襲しています。
※随時追加します。

刹那:貧しい家庭に生まれ育ち幼くして人買いに売られ、流れ流され吉原まで来た。食が細く華奢で歳以下の見た目。エキゾチックな顔立ち。妓楼ではスメラギの元で雑用をする禿だが、直に新造となる。新造のクリスと、お針のフェルトとは仲が良い。刹那は源氏名。16歳。

ニール:貿易商人の若き二代目当主。職業柄物珍しいものが手に入りやすい。始めのうちは女遊びに抵抗を覚えていたが、刹那に惹かれるうちに妓楼へ足しげく通うことになる。アレルヤとハレルヤの双子とは昔からの馴染み。24歳。

アレルヤ:呉服屋の跡取り。以前はハレルヤが吉原に反物を売っていたが彼が女遊びに走ってしまったので今はアレルヤが売りに来ている。柔和な性格。庶民などを相手に売るハレルヤの仕事を押し付けられることもしばしば。19歳。

ハレルヤ:呉服屋の跡取り、の双子の兄。所謂放蕩息子で遊び人だが仕事も少しはするが、半分はアレルヤに押し付ける。ニールを妓楼に連れてきて女遊びを教えたのは彼。19歳。

ティエリア:妓楼で働く廻し方(まわしかた)(※1)。しょっちゅう吉原に足を運ぶハレルヤとは呉服屋として訪れていた時からの顔馴染み。新造となり客を取るようになった刹那を気にかけている。

スメラギ:遊女の一人。刹那とクリスの姉女郎で二人の面倒を見ている。花魁であり、遊女の中でも最高位の階級にある遊女。花魁であることを鼻にかけることなく、裏表のない性格で親しみやすい雰囲気の女性。26歳。

クリス:遊女の一人。新造。明るく快活な性格で小間物屋の品物や着物を見るのが好き。刹那を実の妹のように可愛がり、姉女郎のスメラギを慕う。22歳。

フェルト:吉原に通うお針(※2)。兼業で文使い(※3)も担っている。本をよく読み知識が豊富な聞き巧者。針の仕事の腕が非常に良いので仕事がよく舞い込んでくる。スメラギにも良くして貰っていることもあり、刹那とクリスと仲良くなった。14歳。

サーシェス:刹那の暮らす妓楼の楼主(※4)。吉原の中でも五本の指には入る大見世の妓楼の一つの経営者。才覚・経営手腕、管理能力はずば抜けてあるが、冷酷非情。野蛮な印象を受ける男性。35歳。

ネーナ:遊女の一人。自分の境涯に納得しておらず妓楼での生活に不満を抱いている。上級武士の家に生まれたが家禄の取り崩しとなり、路頭に迷う。路上で体を売る寸前で私娼の取り締まりにあい、召し捕られ競売にかけられ妓楼でセリ落とされた。姉女郎はスメラギではない。17歳。


※1 遊女と客の間に立ち、宴会の世話は座敷の設定などをした。客に揚げ代(代金)を請求するのも仕事。
※2針仕事、裁縫をする女性のこと。
※3遊女と客の手紙の仲介をする人のこと。
※4妓楼の経営者。