『‥全く‥どうせ恋次がたい焼きを食べたいと言い張ったのだろう?』
 
『う‥うるせえな!ルキアも同じだろ!?自分で甘味喫茶にしようっつったんじゃねえのか?』
 
『ッ、貴様、なぜわかるのだ!』
 
『わかるに決まってんだろ!』
 
 
あああ‥。
二人とも、ちょっと声のボリューム落とした方がいいんじゃないかなあ‥。
 
 
二人についていけずに取り残されたあたし達は、とりあえず隣の席についた。
 
 
『朽木さんはきっと白玉だよね!‥なら、あたしはパフェ!』
『じゃあ、私は羊羮を。雛森さんは?』
 
 
『‥そうだなー、あたしはお団子にしちゃおうかな!』
 
 
‥くはッ!
 
『へっ?』
 
 
突然隣で日番谷くんが噴き出した。(ちょうど口にお茶は含んでいなかったらしい。‥よかった。)
 
 
『何‥?』
 
『お、お前‥その団子頭で、団子って‥!共食いかよ‥くくっ』
 
 
『え!?』
 
 
し、失礼な‥!
叩いてやろうかと思ったけど、これ以上お店に迷惑もかけられないのでやめておく。
 
 
『あたしは桃ちゃんの髪型好きだけどなぁ』
 
『私も。よく似合ってるもの』
 
 
『‥織姫ちゃん‥!七緒ちゃん‥!』
 
あぁ、あたしは本当にいい友達を持てた!
 
 
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