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まだ、周囲の、一部だけども、偏見や差別やそんな目に晒されて怖じけづいたりもする。

それでも、こんな私や彼の友として、親友として、そばにいて、仲良くしてくれる人がいる。

それが、当たり前だって顔をしてずっと仲良しでいてくれている。

パニック障害を起こしたら、傷つけるし、側にいる人だって嫌な目でみられたりするかもしれないのに。

鬱々とした発言で気分を害しているかもしれないのに。

『病気を患者のせいだ』って言わないで、『お前らのせいでもないよね』って言ってくれたりもする。

たとえそれが、誰かには、『偽善』に見えても、嬉しいし、優しさをいっぱい感じてるの。

そんな些細なことで、泣けるんだよ。

馬鹿みたいだって言われても、それでも嬉しくて。

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