夜も遅く、日付が変わる間近。閻魔殿の一室から光が漏れていた。


「鬼灯さまぁ〜?」


中にいるはずの人物を呼び、なまえは部屋の中へ入る。机に向かい、判子を捺している鬼灯が見えた。


「もう、日付変わりますよ?」
「あと少しですから…」


ちらっと顔を上げなまえの姿を確認すると、鬼灯はまた書類のチェックへと戻る。


「まったく…仕事のしすぎです」


なまえは、はぁとため息をついて、鬼灯の机に近づき、チェック済みの書類を手に取る。


「仕方ないので手伝います」
「早く寝ないと、明日に響きますよ?」
「それは鬼灯様も一緒です」
「私は慣れてますから」






無言のまま仕事をしていると、しばらくして鬼灯が口を開いた。


「これで終わりです」
「お疲れ様です」


ポンと判子を捺して、書類を重ねる。
なまえもふぅ、と息を吐き一息つく。


「手伝って頂いたお礼を……」


鬼灯はうーんと唸り、なまえの顔を見ると何か思い付いた様に、手招きする。


「なまえさん、ちょっと顔を貸してください」
「何ですかそれ…」


なまえは呼ばれるままに、鬼灯の近くへ行き顔を近づける。
鬼灯は近づいてきたなまえの頭をガシッと掴むと、自分の唇をなまえの唇に重ねる。
いきなりの事で容易く唇を奪われたなまえは、鬼灯に頭を押さえられていて逃げる事もできなかった。


「…んぁ…ふ…」


そのまま鬼灯はなまえを机の上に押し倒す。手を滑らせなまえの胸を着物の上から撫でる。
なまえはぴくりと反応し、鬼灯の手を押し退ける様に抵抗する。


「…んはぁ…ん!何するんですか!」
「頑張ったご褒美ですよ?」


唇を離すとなまえからは不満の声が上がる。しかし、鬼灯はそのまま行為を続けようと着物の合わせに手をかける。が、なまえは鬼灯を蹴りつけた。その痛さに鬼灯が手を離す。


「こんな所で何する気ですか!」
「何ってなまえさんも大好きな……」
「…っ!言わなくていいです!先に失礼します!」


鬼灯の前からするりと逃げ出すと、なまえは顔を赤くして部屋から出ていってしまった。鬼灯は一人残った部屋で首を傾げる。


「何が不満だったのでしょうか?」





ネジが1本ずれてます

続きは部屋でヤりますね






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ついに、やらかした^^
エロくもなければ甘くもなかったけど(笑)
駄文すみませんでした!

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