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「白澤様って肌が綺麗ですよね」


薬草を調合中の白澤の顔をのぞき込みながらなまえはつぶやく。その言葉に白澤は顔を上げて、こてりと首を傾げる。


「なまえちゃんの方が綺麗だよ。女の子なんだし」
「お世辞でも有り難うございます」


いつもの軽い口調で白澤はなまえを褒める。それに対し、特に感情を込めずなまえは返事を返す。


「お世辞じゃないのに」


白澤は少しむっと口を尖らせた。
白澤は薬を作り終わり、できあがった粉を瓶に詰め、片づけをする。そして、なまえに向き直りなまえの頬にそっと手を当てる。


「ほら、こんなにすべすべ」


白澤はなまえの頬に手を滑らせる。するりと不意に撫でられたなまえはビクっと肩を震わせた。


「かわいい」
「…せ、セクハラですっ!」


なまえは自分の頬から白澤の手を引き剥がし、少し熱くなった自分の頬に手をやる。そして、頬を撫で「すべすべかなぁ」と自分で確かめた。


「あ、綺麗になる方法知ってるよ」
「…!教えて下さい!」


なまえの行動を見ながら、白澤は思いついた様に声を上げる。なまえはその言葉にすぐさま食いついた。わくわくと白澤の言葉を待つ。


「そうだなぁ〜…なまえちゃんは嫌がるかもな」
「大丈夫です!綺麗になりたいです」


勿体ぶる白澤になまえは先を促す。


「あ、そう?じゃぁ、僕の部屋においで」


そういって白澤は席を立ち、白澤の自室へ向かう。それに続くようになまえも席から立ち上がった。





「あの、白澤様…?」
「ん?ほら、おいでよ」


白澤は部屋に入ると、そのままベッドの上に腰掛けた。そして布団を軽く直す。その行動の意味が分からずなまえは声をかけた。


「ベッドにですか?」
「うん、ベッドに」
「何故?」


少し引き釣った顔でなまえは白澤に聞き返す。白澤は楽しそうに答える。


「綺麗になりたいんでしょ?それにはホルモンの活性をはかり、肌のはりとツヤを高めて…」
「遠慮します」


なまえは方向転換し、白澤の部屋から出ようとした。が、白澤に腕を掴まれ、そのままベッドへと引き込まれた。ぽふっと軽い音を立てて、なまえと白澤の体をベッドが受け止める。


「だーめ。綺麗になるんでしょ?」


にやりと弧を描く白澤の口元になまえはぞくっとした。ぎゅっと背中から抱きしめられている体制で、逃げ出す事ができない状況になっている。


「いや…!他の方法で!漢方とかさ…!」
「それは無理だね。もう、僕、止まらない」


白澤は低い声で囁くと、なまえの耳にキスを落とす。なまえは顔を真っ赤にさせて、自分に回された白澤の腕をきゅっと抱き寄せた。


「綺麗な肌をもっと見せて」






発言注意報継続中。

貴方の為に綺麗になりたいんですよ。分かってますか?








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【真夜様リクエスト】
「綺麗ですね」の白澤バージョンでした!自分で話の展開忘れてて、唸りながらやってみました!どうでしょうか(笑)
気に入って頂ければ幸いです!

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