2023/03/22


 アヤマツ様、リクエストとご感想をくださってありがとうございました!
 今回暗チとしての彼らを初めて書く機会をいただき、原作の外側にたしかにあった彼らの日常を書くほどに、私自身も彼らをますます愛おしく感じるようになりました。こんなに魅力的なキャラクターたちを書く機会をくださってありがとうございます。
 アヤマツ様に、一人ひとりのキャラクター性にいろんな感情を抱いていただけたことがとても嬉しいです。ちょっとどころではなくクセのある人間を描くのが趣味なので、書いていて本当に楽しかったです。
 今回ストーリーを考えるうえでどうしても向き合いたかったのが、暗チ全員の「死」という運命でした。メンバーはそれぞれ一度だけではなく人を殺めてきたでしょうから、彼ら自身も自分が普通の死に方はできないとわかっていたのではないか、と考えています。そんなチームだというのに、夢主にとってはいつしかそこが「居場所」になっていってしまうという歪みを描きたいと最初に考えました。そして一方で、彼らは(特に夢主と出会ってしまったリゾットは)夢主のことを決して戻れない道に踏み込ませたくないと思うだろうな……と考えて、ストーリーを作っていきました。手放しにハッピーと喜べる物語ではありませんが、アヤマツ様の心に残るものになっていたなら嬉しく、書き手として幸せだと感じます。こちらこそ、本当にありがとうございました!
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