▼ ※どちらも中1です(BF)

禍津先輩とタスクくん
関西弁ごめんなさい
タスク→滝原さん描写有






禍「ん？龍炎寺タスクやないか、何しとるんやこないなところで」


タ「ま、禍津くん……別に君には関係ないじゃないか」


禍「そうは言ってもなぁ……まさか、ファンシーショップであのバディポリスさんに会うとは思わんでな」


タ「お、大声出さないでくれるかな！」


禍「あー目立ってしもうたかな、すまんなぁ」


タ「絶対悪いと思ってないよね君」


禍「どうやろなー……んで、ほんとのところ何しに来たんや？ラッピング頼んどるっちゅうことは誰かへのプレゼント買いに来たんやろうけど」


タ「！？(な、何故バレているんだ…)」


禍「(順番待ちのタグ握り締めといてバレんと思っとるんやろか……)」


タ「……誰にも言わないでくれるかい？」


禍「教える癖に念押しか、まぁええで」


タ「…実は、明日滝原さん……いつも仕事でお世話になっている人の誕生日らしいんだ」


禍「ほう…そんでプレゼントを、ねぇ。相手はかわいこちゃんか？」


タ「いや…可愛いは可愛い人だけど、滝原さん男だから」


禍「野郎に可愛いもん送るんか。その滝原さんいうんはこういうもん好きなんか？」


タ「あんまりわからないんだよね、というかそんなに教えてくれなくて……」


禍「ガードの堅い奴やな」


タ「そうなんだよ！！僕がさり気なくあれこれしても子供の悪戯だって流しちゃうし、抱き締めても戯れ合いだと思ってるらしくって軽くあしらわれちゃうし！！」


禍「すまん、ちょいと流しとったけど相手男言うてたよな？」


タ「愛や恋に、性別や歳の差なんて関係ないよね」


禍「自分、今広告打てるぐらいええ顔しとるで」


タ「まぁそういうわけで、僕の用事っていうのは滝原さんの誕生日プレゼント調達だよ」


禍「因みに訊くけど、何買うたん？」


タ「青色のうさぎさんかな！」


禍「…目は赤っぽい感じなんやな」


タ「よくわかったね！！」


禍「(もうええ、下手に踏み込んだら負けや)」


タ「ところで君こそ一人でうろうろと怪しいけど、いつも連れている彼女は一緒じゃないのかい？」


禍「その彼女の用事でおるんや。引き摺られてきたわけやないで、俺が勝手についてきたんや」


タ「君、こういうの好きなの？」


禍「別にそない理由やなくて……なんやメグミの奴、此処で俺に似たふてぶてしい狐面のぬいぐるみ見つけた言うてな。どないなもんか見るつもりでくっついてきたんや。せやから俺はセーフやで？」


タ「(セーフも何も、結局一人でうろついてたらあんまり意味ないんじゃないかなぁ……)でも君に似たぬいぐるみか。彼女、きつい口調で手厳しいかと思ってたんだけど、可愛らしいね」


禍「あーちゃうちゃう、メグミんは可愛がり用やのうてサンドバック用やから」


タ「えっ」


禍「俺に直接毒吐けへんときとかに殴るんやと」


タ「……禍津くん、身体は大事にね」


禍「おう？お前さんもあんましちょっかい掛けすぎん方が、かえって効果あるかもしれんで」


タ「押して駄目なら引いてみる、か…悪くはないかもね」



番号札8番のお客様ー



禍「呼ばれてるんとちゃう？はよ行き」


タ「そうさせてもらうよ」


禍「ほなな。……ったく、こう見とると同い年なんに、仕事や何やと年甲斐のないことばっかやからなぁアイツ」


メ「ジン、終わったわよ」


禍「お、どないな感じのぬいぐるみちゃんや？」


メ「これ」


禍「…………どこが俺似なん」


メ「目付きの悪さとか口元のにやつきとか。マフラー巻いたら完璧ね」







後日。


タ「禍津くんの馬鹿ぁ！君は何を呟いてくれたんだ！！」


禍「ん？あぁ昨日のか」


タ「『少年バディポリスくん兎のぬいぐるみ購入なう』じゃないよ！！おかげで茶化されたじゃないか！！！滝原さんには頭を撫でられるし！！！」


禍「強ち嘘やないやろ。それに俺は誰にも『言わへん』とは言ったけど、『書かへん』『呟かへん』とは言ってないで？」


タ「くそっ、やけにすんなり条件をのむと思ったら…！」


禍「ええやないかそんぐらい。子供は子供らしく、大人に頭撫でられておっきくなってったらええんやから」


タ「……君、本当に僕と同い年？」


禍「老け顔なんはわかっとるから」


タ「(そういうことじゃないんだが……)」








ここに置く初めてのバディファがこれでいいのか悩んだ末に決行。禍津先輩は面倒見はいい方だと。
カタナＷ使いさんたちの小ネタもたまったらその内。

2014/05/08