「倉持の好みってどんなのー」
「俺かー?」
「そーあんたー元ヤーン」
「ヒャハーうるせー」
「ひゃはー」
「似てねー」
「で、どんなのー」
「あー、んじゃあんなのー」
「げっ、学1じゃーん」
「遊夜の好みはー」
「あたしー?」
「そーお前ーバカー」
「誰がバカだってー」
「遊夜ー、ヒャハー」
「ひゃはー」
「で、どんなのー」
「んー御幸ー」
「げっ、お前趣味悪いんじゃねーの」
「ムダにイケメンだからさー」
「顔だけはなー」
「性格は遠慮しときますー」
「だよなー」
「おい、お前ら」
「「げっ、御幸」」
「教室の真ん中でイチャイチャしながら俺の悪口言ってんじゃねー」
「なに僻んでんの、御幸」
「僻んでねーよ!」
あたしは自分の席に座って、倉持があたしの首元に後ろから抱きついていて、二人で仲良くお喋りしてただけなのに御幸が茶々いれてきやがった。
あたしは倉持が大好き。倉持もあたしが大好き。それだけ。
「御幸も早く相手見つけなさーい」
「お前性格悪ぃから彼女できねんだよ」
「うっせーよ!」
(つーかお前ら今更好みのタイプとか話して何なわけ)
(やだなー、1番は倉持だもーん)
(俺も1番は遊夜ー)
(俺の前でキスすんなよ…)
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付き合ってるけどこんな会話。
余裕ぶっこいてる感じが好き。
御幸はいじめられればいい。