ブログ | ナノ


2011/05/17 11:10

「監督」
「おー、五輪代表。どうした? あんまりもたもたしてっと、召集に遅刻すんぞ?」
「ちょっとお願いがあるんスけど」
「お願いー?」
「今回のお祝いとして、俺の頼みを1つ叶えてもらいたいんですよ」
「……内容にもよるな。で、お前の頼みとやらは?」
「背番号なんスけど、12番下さい」
「却下」
「早っ! すこしは考えろよ!」
「考えるもなにも、12番はパッカのもんだろうが」
「だからそこをなんとかしてもらいたいから、こうして頼んでんだろ!」
「なになに、事情があんの? それ次第では考えてやらないこともないけど?」
「……1から12までの数字じゃなきゃ、意味がないんスよ」
「だからなんで?」
「暦が1月から12月までしかないからに決まってるでしょうが」
「……えっーと、それで?」
「俺が1番から12番までの番号を貰えたら、その番号月の20日をザキセラデーにすることが出来るじゃないっすか。 1から11番はもう他の選手のものなんで、流石に悪いと思ってパッカの12番で妥協したんスよ?」
「はい、却下」
「おい!」
「どうしても欲しいなら、パッカから力ずくで奪ってこい」


この後赤崎はパッカに容赦なくボコられて隅田川に浮かぶ羽目になりました。



prev# | next
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -