おめでとう! ゴースト は ゲンガー に しんか した !


「……!」

「進化おめでとうゲンガー。目をあけてごらん」

「げん…!」


俺は人生で2度目の進化をしたんだ。
やっぱり姿、形が変わるのはとっても不安でこわい。
マツバさんの見る目が変わったらどうしよう…きらいになったらどうしよう


「げん…」

「ははっ。どうしたんだ、まだ慣れないか?」

「……」

「これからも、頼むよ。相棒」

「げん…?」


わしゃわしゃと撫でてくれる手
あったかくて、やさしくて
俺はマツバさんのこの手がだいすき

「げん!げんがっ!」

「ちょっ…!ゲンガー、わかったから!こらっ」

俺はうれしくなるとマツバさんにぎゅうってするんだ。

あれ、でも


「いたたた。ゲンガーはホント飛び付くのが好きだね」

「…げん…」


しんかしちゃったせいかな
マツバさんにうまく抱きつくことできないや。それにマツバさんを傷つけちゃった…

「……」






俺の体重は40キロらしい
前ポケモンセンターで健康診断したときジョーイさんがそう言ってた

「げん…」


ちょっと痩せようかなぁ





いくらか走って、ポケモンバトルだっていっぱいしたよ!

「…げん」


変わってないみたい

あっ、他の中間達だ


「こら、ゴース、ゴースト。くすぐったいだろ。本当に甘えん坊だね君たちは」

「ごーす!ごーす!」

「ごー!」

「おいでゴースト」

「ごー!」

「ゴーストあったかいね」


「…」


いいなぁ

いいな

俺だってマツバさんにぎゅってされたい。なでなでされたい

でも俺、大きくなっちゃった
ぎゅってすることもできないよね
いいんだ。俺は大人になったんだ
強くなったんだ
だいすきだったぎゅってされるのもなくても平気だよ


でも、おかしいな…
なんか、胸がね。ちくちくする
しんかして強くなれるとおもったのに
やっぱりまだ弱虫だ
弱虫だった、よ


「げん…げん…っ」

どうして涙がでるの。とまれ!とまってよ!


「ゲンガー」

「げんっ!?」

「よっこらせ、」

「げんが…」

「ははっ、これくらいわけないよ。ほらほら、ぎゅってしてあげるから泣かないの」

「げん…げん…げんがーっ」

「はいはい(ずっと抱っこはできないけどね汗)」



マツバさんだいすき!




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