>>茜空Pさんがログインしました。

[ぜんざいー!話したいー]

>>ぜんざいさんがログインしました。

[なんー?呼んだ?(2828]
[2828すなw聞いてや!今日ノート運んどったらな、]
[おん]
[目付きの悪いピアスジャラジャラ付けた奴にぶつかったんやけどそいつ見て見ぬふりして去りはった!ほんっまありえへん!]
[…ふーん、そいつも忙しかったんとちゃう?]
[んなわけない!携帯いじりながら歩いててんで、どっからどう見ても暇やろ]
[でも俺は携帯で作詞しますから絶対暇って訳でもない気がしますわw]
[…うぬぬ、じゃーぜんざいならどーすん?]

[…見て見ぬふり(キリッ]

[自分もかいな!ww]
[だって面倒ですやんw]
[そういうやつが日本をダメにすんねんww]
[ニコ動温めてますんで(キラリン]
[キリッ(・ω・´)]

[あ、そんでなー…、そいつぶつかった時に生徒手帳落としてん。で、…覗いたんやけど]
[ちょww]
[ミクの画像がはさまっててん!多分同士w届けた方がいいと思う?]
[そりゃー届けた方がええんとちゃいますか]
[おん、頑張るわ!新曲楽しみにしてんで!!(キラキラ]
[明日には上げれるからまぁ楽しみにしといてください(ドヤァ そろそろ落ちますわノシ]
[乙、ノシ]

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[暇やし落ちる、ノシシ]

>>茜空Pさんがログアウトしました。


「ふー、ぜんざいに話したらスッキリしたー!」

チャットが終わり11時となって私は布団に潜り込みPSPの電源を入れる。"ドキドキ★メモリアル!〜学園祭ver〜"ゲームの中の声が甲高く響き現在攻略中の男の子が出て来た。容姿はミルクティー色の髪、高い鼻、少しタレ目気味の目、スラッとしたスタイル。

お わ か り い た だ け た だ ろ う か ?

そう、二次元版白石王子である。性格もそのまま、私は素晴らしい乙ゲーを手に入れたのだ!

「ふへへ、やべぇイベントktkr!」

昨日まで文化祭のクラス企画を二人残ってやり好感度をあげたから今日の準備最終日で絶対落とす!そして明日の文化祭で模擬店デート(ゲーム内で)するんだ!

[白石:茜、こんなとこに呼び出してどないしたん?あ、明日本番だから緊張してるんか?しゃーないなぁ…、みんなには内緒やで…?]
『キャー!ハグやハグ!これはフラグ立った!今しかないわ!』

▽告白...

[茜:白石くん…、好きや…、付き合ってください…!]

[白石:ふーん、で?]
[茜:だから好き…]
[白石:俺別にあんたの事何とも思ってないから無理やわ。何期待してんねん馬鹿女w]

▽BAD END


…は?え?ちょっと待って今のは何?だって白石くん…。期待を返せこの野郎!ふん!三次元の白石くんはこんな事、…こんな事言わへんわ!

『ありえへん、夢やな。私はきっと寝ぼけてるんや!』


私はそのまま電気を消しPSPもベッドの脇において何事もなかったように眠りについた。朝、PSPが床に落ちて壊れていてさらに踏んだ事は言うまでもない。


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