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3、5.歓迎会



 
 
「おかえりなさ―――い&妖館へようこそVv」
「ようこそーっ♪」
「な…?」
 
クラッカーの音ともに、あたしもカルタちゃんの隣に並んだ。ちよちゃんと双熾くんはびっくりしてる。えへへ、サプライズ成功!
 
「何だこれは…」
「歓迎会だよ!」
「遅くなってごめんなさい…」
 
カルタちゃんがおずおずとお皿を掲げる。本人は“お祝いっぽい”って言ってるけど、あたしと連勝くんはクリスマス会のメインと見ました。
 
「僕は結構…」
「って言うと思った!だけどね、これはちよちゃんの歓迎会なだけじゃないんだよ。双熾くんの歓迎会でもあるんだよ?」
「!」
「僕はただのSSですから、歓迎を受けるのはおこがましいのでは…」
「いんだよ。黙って受けとけよ」
「双熾くんだって歓迎なんだからね!」
 
あたしとみんなに圧されたのか、ちよちゃんはあきらめていた。
 
「ふん。まぁ無駄にするのも材料が勿体ないしな」
「うんっ!」
「では凜々蝶さまとご一緒します」
 
 
 
改めまして。
 
ちよちゃん、双熾くん。
 
 
妖館へようこそ!!!


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