Title | ナノ





時は過ぎて正午。
名前は河川敷を散歩していた。


『良い天気…』

「名前見つけた!」

『ん?あぁ、星。今日も元気だね。』

「家にいなかったから探したぜ。」

『そうなの?ごめんね。』

「いや、良いって良いって。それより誕生日おめでとうな。」

『あ、覚えてたんだね。ありがとう。』

「当たり前だ!手帳とカレンダーの両方に書いてあるからな!」

『それすごいね』


「それでプレゼントあるんだよ」

『わぁ、ほんとに?なんか悪いね。』

「これなんだけど…」


星が差し出してきたのは映画のペアチケット。


「商店街でもらってさ、それで、良かったら一緒に行かねぇ?」

『これ今人気のやつだ!行きたい!今度行こう!』

「ほんとか!?よっしゃあ!!じゃあ時間あったら行こうな!!」

『うん!ありがとう、星!』

「いや、こちらこそって感じだぜ。またな!名前!!」

『うん!楽しみにしてるねー!』



映画のチケット





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