Title | ナノ




いつもの平和な河川敷。だが今日は少しだけ賑やかだった。

なぜなら




「名前さん、お誕生日おめでとうございます!」

『わぁー!ありがとう!!』



今日は名前の誕生日だから。





彼らからプレゼント





『リク早いのねー』


早朝6時、リクは名前の家を訪れた。


「こんな時間じゃないと落ち落ちプレゼントも渡してられないですからね。」

『あはは、そうだね』

「これ、受け取ってください。」


リクが渡したのは青い包装紙に包まれた長方形の箱。


『わ、ありがとうー!なんか箱だけでも豪華。』

「ラッピングより中身のほうがメインですよ。開けてみてください。」

『あ、良いの?じゃあ…、おじゃましまーす…』

「おじゃまします?」


名前は綺麗にラッピングを外して箱を開けた。


『わあ!可愛いネックレス!!』


中に入っていたのは小さなハート型のダイヤモンドがついた銀のネックレス。


「俺の会社係属の店に作らせたオーダーメイドです」

『そうなの!?じゃあ世界に1つしかないんだぁ〜。なんか私にはもったいないな…』

「全然そんなこと無いですよ」

『そう?ちょっとつけてみよっと。』

「俺がつけますよ。後ろ向いててください。」

『あ、ありがとうリク。紳士〜』



「はい、つけましたよ。」

『ん、どう?』

「凄く似合ってますよ!デザイン考えた甲斐がありました。」

『嬉しい!ありがとうリク!』

「気に入ってもらえて何よりです。じゃあそろそろ帰りますね。朝早くにすみませんでした。」

『そんな!いつでも遊びに来てよ!多分起きてるから。』

「はい!それじゃあ。」


そうしてリクは高台へと帰って行った。



銀のペンダント





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -