Title | ナノ





デートから3日、P子が作りたてというお酒を持ってきた。


「良かったら明日感想聞かせて!じゃあ次は村長の所に行ってくるわ!」

「あぁ、ありがとう。P子。」


そして、名前と一緒に教会で飲んでいた。


『飲みやすくておいしーい』

「P子の作る酒は河川敷の皆が気に入っているからな」

『私も気に入ったかも…』

「あまり飲みすぎるなよ」

『はーい』




-30分後-




「はぁ、だから言ったのに…」


今名前は床に倒れこんで寝ている。


「おい、起きろ。寝違えるぞ。」

『ん〜…、つかれた…』

「疲れるのはこっちだ。まったく…」


そうしてシスターは名前を抱えて寝室へと運んだ。






ーーーーーーーーーーーーーーー






名前をベッドの上に寝かせて離れようとしたが、体が起き上がらなかった。


『シスター…』

「名前、手を離せ。」

『やだよ〜〜…ねーシスター…、ちゅーしてー?』

「…は?」

『だからー、ちゅーしてって言ってるのー』

「な、何を言ってるんだ。酔ってるんだろ?早く寝ろ。」

『…ほら、やっぱりシスター私のこと嫌いなんら…』

「そうは言ってないだろ…」


正直、シスターは早くこの場から立ち去りたかった。
酒で赤くなった顔の名前に、普段ではありえない事を言われたので、理性を保つ事で精一杯だったのだ。

それに自分も酒を飲んでいるのでいつものような冷静な判断ができずにいる。

右手を額に当てて深くため息を吐いた。



『シスターがちゅーしてくれたら寝る…』

「……ちゃんと寝るんだぞ」


そうしてシスターは名前に触れるだけのキスをした。


『こんなんじゃ足りない…』

「……」


するとシスターは顔を近づけて、噛みつくようなキスをした。


『んっ、…、ぅ…』

「…、」


名前の舌を絡め取って、息をさせないくらい、長く口付けた。


『んぅ、…ぷは、』

「は…、これで満足したか?」

『はぁ…、ぁ、』

「早く寝ろ。」


シスターは今度こそ立ち去ろうとした。


が、



「!」


後ろから名前に抱きつかれた。


『シスター…、


えっちしよ…』

「!!!な、な何を言ってるんだ!」

『シスターはしたくないの…?私…、あっついよ…』

「したくないわけでは、なくも、ない、が………そういうあれは、まだ早いと思うのだが…。せめて、キスまでなら、まだ…、」

『うぅ〜…』

「!な、泣くな!」

『…じゃあ一緒に寝て…?』

「え…、」

『シスター…』

「…分かった。」


そう言って、シスターは名前の横に潜り込んだ。


「狭いな…」

『シスター、ぎゅってして?』

「ん…」


シスターは名前にできるだけ近づいて、抱きしめた。


『温かいね』

「あぁ」


そうして二人は眠りについた。




-次の日-




『んー…、頭痛い…』

「おはよう、名前」

『え…?………え!!?な、なんでシスターがこんな所に!!』

「昨日名前が誘ってきたんだろ?」

『は!?な、なにそれ!!そんな事…、』

「なかなか可愛かったぞ」

『!?』


その後名前は混乱したままベッドから出てこなかった。



「(私も軽く酔っていたからな…、キスだけとはいえ、あんな事…)」

一方シスターもだいぶ悩んでいた。



そういうあれはまだ早いと思うのだが




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