君と俺の関係




俺がアイツに初めて会ったのは1年前。
いきなり求婚された。



「知ってるよ。今さっき聞いたわ。なんなのお前ら、語りたいなら懺悔室にでも行ってこいよ。」

「名前さっきここに来てただろ!?何話した!?」

「お前と似たような事を1人で語ってどっか行っちまったよ。」


朝からトレーラーの扉がドンドンとうるさい音をたて始めたので、耳をすますと名前が遊びに来たようだった。


「お前それ、ストーカーとして訴えても良いんじゃないか?」


正直嬉しかったがその分恥ずかしかったから寝てるふりをしていた。


「あ、もうお前も無視するんだな。凄いなお前らのスルースキル。」


しばらくして、静かになったと思ったらアイツはリクルートのそばで仲良さそうに話していた。


「そう見えたんなら眼科をお勧めするよ。」


アイツの求愛行動は日に日に増していって、俺も今さらだから恥ずかしくて受け止める事なんて出来なくて、嘘ついてニノのそばに寄ってるけど…、

でも…


「何でよりによってお前ら仲良くなってんだよ!!」

「知るか!名前さんの一方的な話聞いてるだけだ!ていうか、俺と名前さんが仲良しだったら何が悪いんだよ。」

「そっ、それは…!お、お前が、…リクルートごときが名前の気を惹こうたってそうはいかねぇんだよ!バーカ!!」


そうして星は去っていった。



「バカはお前だ。」









「今さら好きだなんて言えるかよー!!」


星の魂の叫びは虚しく響いた。



ーーーーー

(あー!星やっと見つけたー!!)
(え、うわ!あっち行け!!)




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