短編 | ナノ

 リクルート

もし河川敷の住民に膝枕をしてもらったら



【リクルート】




『次はリクか〜。』

「あ、星は終わったんですか?」
『うん。さぁ、リっくん膝枕ー。』
「はいはい、どうぞ。」

そう言って姿勢を正し、正座をするリクルート。

『お、素直だ。しかも綺麗。』

「僕は市ノ宮の人間ですよ!膝枕の1つや2つ、完璧にこなしてみせます!」

『何もそこまで…。まぁ、そういうことなら遠慮せずに行くねー。ニノごめーん!』

そう言って膝に倒れ込むと、

『あったかい。』

あまりの温かさにすりすりと顔を寄せた。

「あ、ちょっ!くすぐったいですよ!(それにちょっと恥ずかしいし…)」
『リクあったかい。おやすみ〜。』
「え?…はぁ、おやすみなさい。」

色々言うけど、退けようとはしないリクであった。

「(髪…柔らかいな…、……ってなに考えてんだ俺は!)」



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