◎ 星
もし河川敷の住民に膝枕をしてもらったら
【星】
『というわけでよろしく、星。』
「俺最初なのかよ!」
『うん。』
「ていうか、俺が膝枕する方っておかしいだろ!俺どっちかって言うとされるほうが良いんだけど…。」
『はーい。そういうことは長編とかで期待してください。というわけでおじゃましまーす。』
「あ、おい!」
あぐらをかいた星の膝の上に頭を乗っけると、
『案外普通だ。』
「普通ってなんだよ!」
『あ!星、それ頂戴!マスク!』
「あ!?だ、駄目に決まってんだろ!?」
『星の悪口SNSでつぶやいとこ。』
「あーもう!!分かったよ!ほら!!」
ぼふっと顔に埋まったウレタンマスク
『えへへ〜、柔らかい。ありがと、星。』
「〜ッ、早く寝ろ!!」
『んー。ふふ。』
膝の上で自分のマスクを抱きしめて寝る好きな人を前にして星は、
「(俺、よく我慢できるよな…)」
と思ってから、額の上にキスを落とした。
「次来たら襲う。」
nextリクルート
→back