荒川調査報告(1日目)


社長


お疲れ様です。名字です。
今回荒川河川敷を調べるにあたって、まず川の水量、水深、速度等からとって発電には十分な条件となっております。

また、周りの草地の地盤も多少の重量には耐えられるかと思いますが、雨天の影響からなる川の増水によっては一面が沈んでしまう恐れがあると言えるでしょう。






また、余談なのですがここに住居を構えている、いわゆるホームレスの方と話す機会がありました。皆様社長のことを"リクルート"という名で呼ばれていましたがあれは信じてもよろしいのでしょうか?

金色の髪をしたニノ様という方と、あと、



星型のマスクを被った人からはお付き合いを要求されたのでひとまず断ったのですが、あの方は社長のご友人なのでしょうか?

でしたら無下にもできませんし、お話から取り付けようと思います。


なにかありましたらすぐにお申し付けください。


名字






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リクはパソコンに送られてきた報告書を見て青ざめた。


「ニノさんは全然良いが……あんのクソ野郎!名字と付き合おうなんて1000年早いわ!!」


怒りのリクはそれでも極めて冷静にメールを返した。






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名字



調査報告ご苦労。
地盤や土地の立地条件についてはこちらからも調べてみるよ。
リクルートについては不可抗力でつけられた名だ。
あまり気にしないでくれ。

それと、金髪の女性の方のニノさん。
彼女は俺の、恋人、に当たる人だ。
ぜひ仲良くしてくれ。


あと星、あいつは敵だ。
なにを言われても一切無視しろ。
これは社長命令だ。


またなにかあったらすぐ言ってくれ。
明日からもよろしく頼む。






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