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「#エロ」のBL小説を読む
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01


やー、どうも…ルシアです
まぁね、はい…昨日からリドルの彼氏やってます、はい…はい……
リドルの胸は相変わらず平らですね…はい
まぁそんなこんなで彼氏になったわけですがぶっちゃけいつもとかわんねぇですよ
変わったことと言えば一緒に食事するようになったくらいだし
アイツいちいちハッフルパフの席までくるその執念に乾杯だよマジで
つか相変わらず変態だし、胸ねぇって言ったの気にしてるみたいで胸揉めって廊下で言ってくるし
これでよかったのかな俺って思うけど

でもさぁ、わかってんだよ?
俺今すっごく充実してるってことはわかってんだ
だって、あんな完璧な彼女なかなかいないだろ
学年主席で美人、スタイルもよくて人当たりもいいと先生からも生徒からも絶大な人気を集めている
ちょっと変態なのは残念だけど、どの寮からも人気を集めているあのトム・マールヴォロ・リドルが俺の彼女なんだから
自慢できるどころの騒ぎじゃない
むしろ嫉妬されまくって殺されるレベル
でも当の俺からしたらなんだかなって実感がわかない
というより、あいつは俺の何処を好きになったのやらよくわかったものじゃない
助けたのが原因かなとか思ってたけど実際は何もわかってないし
わかったことといえばアイツが女だった事

男としてでも人気があったリドルは女と一日で知れ渡った
それはホグワーツ騒然とするニュースだった
あのダンブルドア先生までも聞きに来たほどだ
そのニュースで変わったことがいくつかある

一つは生徒の態度だ
女子はあんなにトム君トム君って猛アタックしていたのに今では騙していたのね!最低!とか言って勝手に勘違いして勝手に怒ってる
マジはた迷惑な話だよ
まぁリドルは女子からのイジメを軽々回避してるけど…
男子の場合は憧れを抱いている奴もいれば妬んでいる輩もいた
でもリドルが女だと知った瞬間猛アタックを仕掛けだした
朝から囲まれてご愁傷様って感じ

もう一つはリドル自身
俺が胸がないって言った事とロングが好みって言ったのをすごく気にしていたようで
朝後ろから抱きついてきたから振り返ったら昨日の宣言通りに髪をロングにして女生徒の制服を着て現れた
あれはびっくりしたよ
でもすげぇ俺好みになってたのはナイショ

まぁ、そんなこんなで今は今日最後の授業の魔法史
疲れてんのに魔法史とかまじねぇわ寝る
リドル達は確か魔法薬学だったはずだ
俺はもう一眠りしようと顔を伏せた瞬間の事だった

バンッと教室の扉が開いた
何事かと扉に目を向けるとスラグホーン先生が立ってた
あれ?スラグホーン先生は魔法薬学だよな?
スリザリンとグリフィンドールの授業中じゃねぇの?




「Mr.アルネルト!ちょっといいかね!」
『え、俺っすか…』
「ついてきたまえ!」
『え、ええええええええ』




スラグホーン先生は俺の返事を聞かず腕を掴んで引っ張っていった
ちょ、何だって言うんだ?俺何かした?
何故か俺はスラグホーン先生に連れられて医務室へときた
そこにオリオンが突っ立ってた




「あ、ルシア!」
『オリオン?』
「Mr.ブラック、説明頼んだよ!私は教室に戻って処理をしないと!」
『え、ちょっ!?』
「ルシア!大変なんだ!リドルが!」
『は?何?リドルが何したんだ?』
「中に入ればわかるから!調合失敗したんだ!面倒よろしく!」
『あ!?待てって!!おい!』




オリオンも走って逃げていった
ったく、何なんだ?
仕方ないから俺は医務室の中に入った
そこにマダムはいなくて、一つのベットだけカーテンが閉まってた
ここか、そう思ってカーテンを開くと、



「ルシア…?」
『リドル?何丸まってんだよ?とりあえずシーツから顔出せよ』
「だって…ぼく、」
『…つか、声高くなってね?』
「そ、れは……」
『いいから出て来いって』




そういって俺はリドルのシーツを剥いだ




『は?』
「っ!?」




4歳くらいの女の子がいた








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