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アイス食べる?




はい、どうも、ルシアです
ただいま3年生のクリスマス休暇中
時間軸がわからないって?管理人に聞いてください←
まぁ、俺は相変わらずリドルに追われています

つーかあの片手に持ってるのって日本のうちわ!?
俺の名前入りとか何!?
自作!?



「ルシアのために魔法で作っちゃった☆」
『作っちゃったじゃねぇよ!!』



何作っちゃった☆って!何作ってんですか!?
ルシアくんびっくりだよ!?





「待ってよルシア!!今日はちゃんと用事があるんだよ!!」
『アァ!?』
「あぁんっそんなガラ悪いルシアもカッコいい!!」
『え、あ、すみません…つか、用事何…そこから動くな飛びつくなOK?』
「ルシアが望むなら!」
『よし!…で、用事は何』





用事聞くことになっちゃったんだけど、どうしようか
リドルの事だしな…
もしや今夜部屋に来いとか…?
いやいや、ないだろ、ないよな、ないよ




『ないって信じてる』
「何を?それより聞いてた?」
『え、何?』
「聞いてなかったの?僕が折角…っ」




そう言ってぶつぶつ拗ねるリドル
今日のリドルは何だかいつもと違う
強いて言うなれば、少し落ち着いている
それに心持ち頬が少し赤い
熱か…?





「だから!!」
『Σおう!?』
「今、休暇中でしょ…?だから、出かけていいと思うんだ…」
『あー、多分いいだろうな』
「だから、…だから、い、しょに…」
『一緒に?』
「…どこか、行きたいなって……思って…っ」





え、何…今日何か…可愛くね?
いや、別にスキトカジャナイカラ…ギャップにヨワイダケダカラ!!





『…じゃあ、ホグズミート行く?』
「えっ、」
『嫌?』
「ちがっ、…その、いいの……?」
『は?お前から誘ったくせに』
「だって、僕…嫌われてるんじゃ、」
『はぁ?』





何、嫌われてるって思ってんのにあんだけ追い回してたわけ?
馬鹿なのか?





「だっていつも逃げるし、」
『それはお前が猛ダッシュで走ってくるから』
「僕のこと拒否るし…」
『あんだけ熱烈だったら拒否りたくもなるっつの』
「…そっか、」
『リドル?』
「……そ、かぁ…っ!」





意外と健気なの?強かなの?何なんだこの生き物は
何嬉しそうな顔して目に涙ためてんの
お前、冷徹な男じゃないか
昔からそうだ、初めて合同授業だった時から知ってる
優しい仮面を被った悪魔のような男だったろ?
んだよ、そんな顔して
今度から邪険にできねぇじゃん
あああああもう!!どうにでもなれ!!



「え、…?」



男の癖に髪サラサラとか…
女かよマジで
あぁあああきょとんとした顔しやがって!
何か熱くなってきた!



『あー、とりあえず…出掛けんのは今度にしてよ…屋敷僕んとこ行って、









アイス食べる?



(冬だよ?)
(うっせぇな!!頭冷やしたい気分なんだよ!!)

(ねぇ、ルシア)
(んだよ…)
(もっと頭撫でて?)
(………どうとでもなれ)





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