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裏切りは良くないよ



やぁ!皆大好きトム・リドルだよ!
好きじゃないって?

じゃあ何でこの小説読んでるの!?
僕夢だから読んでるんだよね!?


じゃなくって、今日は僕視点で書いていくよ
理由は、ルシアが…



「ルシアくん!」
「ルシアくん、ここ教えて?」
『は?あー……』




もってもてだから!!
ちょっと!ルシアは僕の旦那様なんだよ!?

何なのさ何なのさ!
僕達が仲直りした時から、何故か男子は本気で僕の事を好きになる奴が増えたし
女子もあまり僕を嫌う奴が減ったけど、でも嫌ってる奴大体ルシア狙いってどういうこと!?
何が"ルシアくんってかっこいいよねぇ…トム早く別れて!"だ!
ふざけないでよ!僕がどれだけルシアを想ってるかも知らないで!!




「ルシア!」
『トム!』




でも、僕に幸せがなかったわけじゃあない

声で僕の存在を気付いたルシアは僕の元へ小走りできて僕を抱き締めた
そう、実はルシアは女子が大の苦手だ

正直、普通に話せる女子と言えば僕ぐらいらしい

顔には出さないけど、女子に言い寄られる度に笑顔ではいるが内心では

(早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行け早くどっか行けect.)

もう、本当僕って愛されてるよね!
ルシア大好きだよ愛してる!
僕の事も名前で呼んでくれるようになったしね!




『トム、部屋行こう…!俺のメンタルが磨り減っていく!』
「うん!ルシア大好きだよ!」
『うん…?』





本当可愛い!
ルシアはどうしてこんなに可愛いの?

そんな事を考えていたらルシアと僕はもうハッフルパフの自室についていた




『あー……女子怖い、何あれ』
「ルシアのかっこよさに皆気付いたんだよ」
『俺かっこよくなんてないしー……つか、トムの方が綺麗じゃん?』
「え?僕…?」





え、今僕どさくさにまぎれてルシアに綺麗って言われた!?
え、何それ何それ!!デレ!?
ああああ僕今絶対顔赤いよ!!




『細いし、顔も整ってるし、髪サラサラだし…』
「ちょっ、そんなに…ほめられると…っ」
『つかさ…この頃トムに猛アタックする男子増えたよな』
「え、あ…増えたけど、僕にはルシアしか見えないし大丈夫だよ?」
『その辺は心配してねぇけど…』




僕って信用されてるよね!
そこに嬉しくなってにこにこしていたら、ルシアが僕の頬にすっ、と手を滑らせた
もう片方の腕は僕の腰に回され、そして僕をベットに優しく倒して、僕の上に跨った

え、え…!?
何!?何が起きてるの!?



『お前…どんどん俺好みの女になっていくよな』
「ふぇっ!?」



そう言ってルシアは目を細めた
あああ、顔が近い!!

ルシアの綺麗な少し黄色いプラチナブロンドの髪が僕の頬を少し掠める
髪と同じ色のまつげは長くて、まるで海のような綺麗な蒼は僕を見つめていて

嗚呼、もうっ…!!
ぞくってしちゃう!!
このまま僕を犯して!




『…細い腰、』
「ぁ、っ…、」




服の隙間からルシアの指が僕の腰をつー、っとなぞる
腰がびくってした!
というより下な方向で言ってしまっていいならピーッがきゅんっとした!!←




『トム…、』
「ふ、ぁ…っ」




ルシアの瞳は閉じられて、僕にもっと近付いてくる
僕はきゅっ、と目を閉じてルシアからのキスを待った















『ぷっ、…あっはっはっは!!騙されてる!!』
「え!?」



目を開けるとルシアは横に転がって大笑いしてた
何!?僕で遊んでたの!?




「僕…やっとルシアに捧げられるって想ったのに!」
『残念でした…!ふはっ…!!』
「酷い!!ルシア酷いよ!!」










裏切りは良くないよ!!






(あっはっは!!!)
(ちょ、笑いすぎだよ!!ばか!!)




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