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待ち伏せ失敗?




やぁ、僕はトム・リドル
いつもはルシア視点から始まるけど今日は僕視点で始めるよ!
僕がルシアと付き合い始めて1ヶ月
思うんだよ僕………






そろそろ…色恋沙汰があっても、いいんじゃないかなって………

だってルシア少しも僕に手を出してくれないんだよ!?
スカートだって短くしてハイソックス履いて絶対領域作っても反応ないし!
女子なのに男子寮で暮らしてたけど女子ってばれたから居場所がないっていうのを言い訳にルシアの部屋(一人部屋)に住みついてもベット別だし!
頑張って谷間作っても『…寄せたのか……ッ(笑)』って言われて終わるし!!しつれい!僕に超しつれい!

だから僕今回は頑張るよ!
この日の為に練りに練った作戦を実行するんだ!

その名も…勝負下着で興奮させよう大作戦!!!

黒の際どい下着を身に着けてルシアの帰りを待ってすぐさま誘ってベットイン!
完璧だね!流石僕!
この僕だよ?美人で有名な僕だよ?その僕が下着姿だよ!?
ムラムラしないわけ………わ、け……ない!ないよ!!多分
ちょっと!そこ!ムリとか言わないでよ!
僕なりに精一杯なんだ!!

ともかく!今日こそ僕はベットインを果たす!
ルシアとあんなことやこんなことするんだから!




「…ルシアまだかな……」




それにしても遅いんだけど…夕食も終わったし、普段なら帰ってくる時間なんだけど
僕をいつまで下着姿でいさせる気?
まるで痴女じゃないか!!
ちょ、服着てルシア探そう!そうしよう!

僕は服を着てルシアを探そうと部屋を出ようとした時だった




『ただいま、あ?どっかいくのか?』
「……ルシア、…」
『…どうした?』
「タイミングぅぅうううう!!!」
『ハァ?つかうるせー』
「どうして僕が服着たタイミングで帰ってくるの!?」
『寧ろ服着てなかった事にびっくりだよ俺は』
「だいたい、君が僕を襲ってくれないからでしょ!」
『変態』
「だってぇぇええ…!」





酷いよタイミング!!
僕は身も心もルシアに受け取ってほしくて仕方ないのに…!




『つかそんなに溜まってんならどっかのヤツに抱いてもらえよ』




今、なんていった?
どっかのヤツに抱いてもらえ?
ルシアは僕が誰に抱かれたっていいってこと?
僕は誰にでも脚開く女ってこと…?
僕は、ルシアだから、っ




「ルシアのばか…!!ばか!!」
『いって!枕投げんな!』
「僕は、…っ、そんな軽い女じゃない!!」




もう、ルシアなんて知らない!
出てってやる!




『待てリドル!』
「待たない!!」




僕はドアを力いっぱいに閉めた
階段を下りながら後ろを振り返っても追いかけてきてくれている様子はなくって





「…ふ、っ、…ぅう、」




ショックだった
僕の気持ちはそんな軽いものに見られていたの?
そう思うと涙が止まらなくて





「恋なんて、っ…したくなか、たぁ…!」





ルシアに恋なんてしなければよかった…!










待ち伏せ失敗?



(あぁ…酷い事言っちまった……泣いてた、なぁ…)
(ひっく、…ルシアの、ばか、…きらい、きらぁ、…ぅ、っすきぃ…!)







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