動乱 /




戦国時代パラレル
予告編(笑)
やりたい放題し放題








――動乱の時代、歴史の隅に埋もれた、国と国の戦いがあった――。


「あー、平和だな」

小さくも豊かな国――丹生家が治めるその土地には、史実に残らなかった忍がいた。
「平和が何よりだぞ、ボッスン」
「わかってんよ、スイッチ。――ん?」
ボッスンと呼ばれる男――藤崎佑助の視界に、金色が映る。鮮やかなまでの髪色に、彼は目を惹かれた。
「おまえ、見ねぇ顔だな」
「なんや、あんた……」

その出会いが、二つの国の行く末を狂わせた。


「丹生の城? ふん、面白ぇ。ちょうど退屈してたとこだ、潰してやるよ――」

平和なんて、仮初めでしかない時代だった。
丹生家に、安形の国の若い城主の手が迫る――!!


「美森姫、お身体に障ります。どうか、城にお戻り下さい」
「椿くん、私を思うならどうか止めないで下さい」
「しかし、――」
「民の窮地を救えず、何が姫でしょう!! 私は、丹生の者としてどうしても、行きたい―――」
民に愛された、美しき姫君の、悲痛な願い。


「行かせてくれ、震平!! 今行かずして、いつ丹生家をお守りすると言うのだ!!」
「しかし兄上!! 傷が――!!」
「そのようなもの、問題にもならぬ!! ――拙者は元より、死ぬ覚悟だ!!」
「それなら俺も行く!!」
武士の兄弟の絆。


「かっかっかっ、お上など知ったこっちゃねぇよ。今に武士の権力は確固となる……」
揺れ動く時代のさなか。

そして二つの線は再び交わる。


闇に紛れて現れた影。城の裏に待ち構えていたお庭番・藤崎は、その手を掴み、地に押し倒した。
「おまえ、安形んとこの忍びか」
「離せや、こんのっ……!!」
目に映るは――夜風に靡く、金色。記憶の真ん中に落ちてくる、あの日の出会い。
「……!? おまえ、あん時の……!!」
舞い上がる砂埃。そして藤崎の背後を取ったのは、永遠の――
「そいつを離せ」
「くっ、――おまえ、加藤か!?」
――ライバル。


(BGM)
「ボッスン、あんたは自由に生きや」
「おまえは――おまえはどうなんだよ!? 誰よりも自由になりたいのは、おまえだろヒメコっ!!」

許されない想いだと知っていた。

「ぐっ、鬼塚っ、……おまえ、」
「ごめんな、キリ……」

裏切りは連鎖する。

「榛葉、まさかおまえが――、」
「こうするしかないんだよ、若――いや、安形。サーヤ姫も、ごめんね?」


掻き回された夢。
繋がらない恋。

「姫、姫っ!! ――丹生、死ぬな……」
「つばき、くん、私は、国を守れなかっ、」
「丹生━━━━━!!!!」

途切れた想いの欠片。


「浅雛――おまえは、ここに居ろ」
「殿、しかし……、」
「命令だぜ? ――生きろ、」

壊れかけた自分の世界。守りたいものは、君の傍にあった。
そして、

「これがおまえの望みかよ」
「せや、これがアタシの――すべてや」
「なら、俺がおまえを止めてやる――!!」

夢に、戦いに、時代に、想いに翻弄された者たちの、壮大な戦国スペクタクル。
豪華キャストで贈る、新時代の大河浪漫。

ラストに待ち受けるのは……、


「すきだった、」




一輪の夢
coming sooooooon!!!!!





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これは管理人の悪ふざけによるフィクションです。実際の国、団体、人物とは何ら関係ありません。
また、映画としての公開予定ももちろんありません、あしからず!!( ^ω^ )











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