同伴 /
捏造未来ボスヒメss
柔らかなシーツに沈んで微睡んでいると、優しく激しい衝撃とともに目の前に金色が広がった。あまいにおいだ、鼻腔に溶けて脳のどこか深いところに吸収されていく。ばたばたと波打ち出したシーツに苛立ったわけでもないけれど、なんだかおかしくなって俺も両手両足を動かして柔らかいマットの上で暴れる。つい先頃テレビの中に見た宇宙遊泳のようだ、と思った瞬間、隣でクロールしていた彼女が狭い宇宙やなとぽつりと溢した。その、図ったようなしかしあくまで天然のタイミングが、震えるほど心地好くて気恥ずかしくて、また両手足をばたつかせて紛らす。すぐ横で彼女が笑う。
やめてくれ、これ以上、すきを増やさないでくれ。紛らわし方がもうわからないよ。
小宇宙、小旅行
(君が象る、広く狭い僕の中の宇宙。)
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こんなボッスンやだわ!笑
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