鶴工と玉川の試合の続きから始まったこの巻。
鶴工は、マグミというスター選手がいながらも、マグミ一人で戦っているわけではなかった。一人ひとりがその背中に憧れながら、自分の足で歩んできた道がそこにはあって、夢があって、後悔があって。
オマエラがいなかったら
夢さえ見れなかった
確かなチームが、出来上がっていた。
それはきっと誰もが歩める道ではないと、自分を顧みて思います。自分は基本的に、努力とか熱血とかするのが一番嫌いなので(生き物としてそれは如何なものか)、スポーツを扱った漫画には人一倍そんなものを求めたりします。
あひるの空 は、人生のバイブル。

さてさて、この巻から丸高戦が始まるのではと思っていたのですが、どうやら始まりは次の巻からみたいですね。
勝てる見込みはあまり無いけれど、それでも立ち向かっていく彼らに期待をしてしまう読者心理。あひるは本当に勝つか負けるか判らないので、はらはらうごうご。
男の友情模様も色々描かれていて、繊細な彼らがどう傷ついて、どう乗り越えていくのかも楽しみです。

あひるの空 は、誰もが主役だなと思う今日この頃。
その分、多くのことを繊細に詳細に描き込んでいらっしゃるので、なかなか進まないのがちと難点でもありますかね。まぁそこを削られると、あひるの良さが半減するしな。
あと、

ずっとクズ高で
バスケしていてーって

三年だけの会話がすごく好き。


ちょっとインターバルっぽい33巻。
お高くなりましたが、満足満足。

千葉さんにもっと出番を!!!




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