映画も原作もストーリーそのものとしてはどちらも面白かったです。ただ、詳細な描写を求めるならば原作の方がいいし、人間の細かい感情を求めるならば映画の方が上かなと思います。
性転換があったり、重要人物の容姿が異なったり、主人公の父親の死の真相がやや異なったり、犯行の動機が別物だったり、逃走の過程が違っていたりしますが、一番違うのはラストかな。何に主題を置くかの違いだと思いますが、原作の方は管理社会とか官僚に対するものですが、映画の方は……何だろ、愛かな(^p^)
どちらも、自分とは、人格とは何によって決まるのかを描いている部分では共通しています。

原作の方が、ラストはリアルかな。でもあまり夢がないし、浅間さんの活躍少なくなるよね。


ここから、主に映画の感想↓
「反転」に関する情報を途中まで出さない映画は観客に対してややアンフェアですが、推理ものとしてではなく、サスペンスものとして見ればそれもありかな、と。そういうふうに見れば、逃走劇が派手なのもはらはらして楽しめるし、犯人がわかりやすいのも問題なく見られます。
神楽がリュウの人格と混同していく感じは、映画のn宮氏の演技プランかな。でも、すっと入れ替わる場面があって、そこはさすがn宮氏だなと思いました。

最後の、アトリエでのn宮氏と希子ちゃんとの場面は切なくて良かった!!美しかった!!映画用に作られた映画のためのシーンだなとは思えど、画面の光の入り方綺麗だし、リュウとサキの純粋な感じが……いい。
しかし一番すきなのは、雨の場面かな。二人の邂逅の時。希子ちゃんの座り方とか、数字の列とか、それにも似た雨とか、n宮氏の表情とかたまらんくてですね!!素敵でした!!
あと、豊川さんとn宮氏とがスタジアム?ドーム?で話す場面もすきです\(^o^)/いつの間にかお互いを信頼していた感じと、神楽とリュウが……。

ラストは拍子抜け感がなくもないですが、画面に緊張感ある、いい映画だったかなと思います。唐突だなと思うところもあるので、細かく推理の過程を見たい方には原作で補完するのがおすすめです。内容、違うところ結構ありますが。

あと、これだけは言わせて下さい。
二宮氏格好良かったぜフゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!^ρ^ρ^
もうさ、逃走中とか色気むんむんなんですよ前開きすぎだよわたしを殺す気ですかころしてくださいオナシャス!!!眼鏡にネクタイで冷たい口調もたまらんですけしからん!!!
とよえつも刑事役がぴったりでした\(^o^)/


ここまで読んでくださった方いらっしゃるかな?いらっしゃらないだろうな、しかし構わない。



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