おまえこの歳になって……と自分でも思わざるを得ないのですが、最近少女漫画をよく読みます。雑誌を買うとキリがないので、専らコミック派です。
リアタイまで読んで下さっている方はご存知かと思いますが、その中でも今熱いのが、『町でうわさの天狗の子』という漫画です。
今週から集め始めて、今週のうちに既刊を揃えました。だだはまっております。


主人公･刑部秋姫は、天狗と人間のハーフ。怪力、大食い以外は普通の女子高生で、本格的に天狗になることを拒んでいます。しかし実は秋姫はこれまでに例を見ないほどの力を持って生まれた子で、修行しないと道を外してしまう危険性も。
幼馴染みで天狗見習いの次郎坊瞬は、厳しく秋姫に修行をするよう言うけれど……。
将来、自分、友情、そして恋愛、悩みながら乗り越えながら、ゆるゆる成長していく秋姫と仲間たちの物語。


という感じですかね。下手か。

秋姫ほどではないにしても、この年頃の女の子(或いは男もそうなのかもしれませんが)って、色々コンプレックスを抱いて、将来への漠然とした不安に苛まれていると思います。(だから友人のビジュアルがああいう感じなのも、コンプレックスみたいなものを全面に押し出した結果なのではないかと思うのです。)
変わっていくこと、変わらないもの、変わってほしくないもの。周りとの関係にしても、自分の中身にしても、そういうものが入り組んで、迷路のように道を阻みながら、それでも進まなければならない時もあるのでせう。意識的にしても、無意識にしても。

田舎の緩い空気感と、天狗という如何にも土着した信仰対象な設定がとても素敵で、絵本を少女漫画にしたみたいな感じです。独特のギャグセンスもさることながら、世界観と設定、恋愛展開がツボです。
7巻から8巻、8巻から9巻の流れが、さ……!!バレンタインで蛍狩りで文化祭の流れが、さ……!!蛍狩りの時の瞬ちゃんの台詞に吐血、そして禿げた。

お前は心配しなくていい
お前の心配は俺がする

ぐはっ(＾ｐ＾)
なんなの円山を殺す気なのこの人なるほど。どこまで格好いいのどこまで男前なのどこまでイケメンタルなの。
しかしいい加減はっきりしろよ!!と思わないわけでもない。

結局、紅葉ちゃんの好きな人は誰なのか。秋姫はどうなるのか。瞬ちゃんはどうして天狗になりたいのか。なぜ円山は九郎坊(ボン九ラ)に惚れたのか……。
謎はまだまだ残っているので、これからも楽しみですん(^ω^)




誰か町天語りませんか。お友達になってください……。(切実)

2012/04/21 23:58