まず表紙を見た時に、秋丸さんを全力で探しました。……あれ?これもしかして不在、か?(^p^)
そんな落胆を覚えつつ中を読み、ああなるほどと納得致しました。
秋丸さん、ちゃんと武蔵野として戦ってないのか――そんな印象。
他の先輩たちのように、榛名の熱にあてられるには、秋丸はきっと榛名の近くに居すぎたんでせうな。榛名のその熱が当たり前だと思っているし、長く一緒にいる分、榛名のすごさを知りすぎている。榛名の夢も知っている。
榛名の練習量って、プロ目指してるやつがこなすものだろ?すごいやつがやるものだろ?――とか思ってしまっているのかもなぁ、と思いました。
ずっとガキ大将に付いて回っていたら、自分でどう行動していいか、自分は自分として何をすべきか、わからなくなるものかもしれない。――いや、どうだろう。(何だそれ)

榛名の気持ちも解らんではないです。
自分の熱が高い分、冷めたやつを見ると、イラッ!!!!とするのかな。未だに色んなことを自分中心で考えるくせはあるようですが、少なくとも戸田北時代とは違うんだろうなと思いました。ちゃんと先輩たちと、先輩たちのためにも、試合に一生懸命だ。

そうなると阿部はやはり複雑ですかな。自分では榛名を変えられなかった。勝手に変わってた。じゃあ自分って一体何だったのか、ってなるかもですな。
あの頃のおまえは何だったんだよ、って言うより、あの頃の自分は何だったんだよ、みたいな。


しかしまぁ、三橋と阿部の会話が続いているのが何だか感動しますな!!伝わってる、野球に関することのみは!!笑
三橋って、何もわかってないわけじゃないだなぁと思いました。(失礼)


振りは一人ひとりのキャラがよく作られ過ぎているため、どいつもこいつもイラッとさせたり、どきっとさせたり、ぐあっとさせたりしてきます。なんか、色んな場面で泣きそうになる。
18巻も満足!!ほくほく(^^)



どうでもいいかもしれませんが、振りの台詞って、生の日本語だなぁと思います。
漫画って、そんなん現実には絶対言わないだろ!!みたいな言葉遣いばかりですが、振りはリアルに若者が話している言葉や発音を、そのまま文字化した感じが致します。そんなところも好きです。




「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -