「ね〜クルル〜」

「ん〜?」

「コレってホラーだよね〜?」

「有名な貞子さんの映画だぜぇ?」

「そーだよねぇ・・・。ねぇクルルゥ」

「ん〜?」

「クリスマスにホラーは別にいいんだけどさぁ、なんでコレ?」

「あー、貞子さん誕生の秘密ってあったから?」

「その貞子さんってさぁ、両性具有者なの?」

「さぁなぁ」

「てか!コレホントに貞子さん!?さっきからエロいんだけど!ピンクのカーテンの向こうの物じゃない!?」

「隊長やぁらしぃ」

「男はやらしい生き物なんだ!じゃなくて!本当にコレホラー?なんでクリスマス・イヴにコレ?もしやクルル誘ってる!?我輩頑張っちゃうでありますよ!?」

「気持ちワリィ」

「ちょ、本気で言わないで!我輩をそんな冷たい目で見ないで!」

「貞子さん井戸に来ちゃったなぁ」

「スルー!?我輩井戸に負けちゃう存在!?」

「うわ、男と井戸の周りクルクルしてやがるぜぇ」

「クルクルとか我輩もやりたい!」

「痛ぇよ」

「酷い!せっかくのクリスマス・イヴ、恋人達が甘く囁く日のはずなのに!」

「・・・隊長、誰から聞いた」

「睦実殿」

「あんの気障野郎が・・・!」

「我輩もクルルと愛を囁きたい!」

「有り得ねぇ」

「クルルー、クルル〜?構ってよー」

「あー、うぜぇ。分かったから静かにしろよ、今突き落としそうなんだから」

「マジで!?じゃあ『ケーキ食べて夜景見て最後にクルルも食べちゃうぜ!』コースだから!」

「本気で睦実を突き落としたい」

「クルル大好き!」

「あーはいはい」







聖夜スペンド



世間の恋人達のクリスマスは分からないけど、これが一番らしいだろ?




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -