「A HAPPY NEW YEAR!!」

「旦那、明けましておめでと〜」

「うむ、明けましておめでとうでごさる」

「Hey!シカトか!?」

「伊達ちゃんさぁ、迷惑って言葉知ってる?」

「そうでごさるな、いきなり夜中に来られても」

「だいたいさ、どうやってカギ開けたの?ちゃんと掛かってたよねカギ」

「んなモン、愛があれば!」

「愛とかじゃなくて真面目に答えてくんない?旦那その蜜柑取って〜」

「ん、ほれ」

「テメェら何俺をほっぽってまったりしてんだよ!カギなんて小十郎に頼めば簡単だっつーんだよ!」

「犯罪だよソレ!!」

「・・・片倉殿、やりまするな・・・」

「いや、旦那感心しないで?犯罪だからね?」

「どけ真田!」

「ちょ、旦那に何すんの!てか狭い!火燵の脚が当たって痛いし、何で旦那と俺の間に入るの!?」

「伊達殿、迷惑と気遣いという言葉はご存知でござりますか」

「Ha!んな言葉、俺には関係ねぇな」

「うわ、マジ有り得ねぇ。何で新年早々ウチ来るかなぁ」

「お前に会いたかったからに決まってるだろ?佐助」

「めーわくー。夜中に来ないでー」

「そうでごさるー」

「Shut up!俺の愛は止まらねぇ」

「いや止まれよ」

「素直じゃねぇなぁ、佐助。まぁいい。・・・で?」

「・・・で?」

「俺に新年の挨拶は?」

「そうでござった。お館様が例え快く思わない相手でも挨拶は大事だと申しておりました。・・・伊達殿、今年もよろしくお願い致しまする」

「おお、こちらこそよろしく頼むな」

「いや旦那?ちょっと・・・」

「で、佐助?真田はこんな丁寧に挨拶してくれたのにお前はねぇのか?」

「・・・・・・明けましておめでとうございます」

「Yah!今年も愛し合おうぜ、佐助!」

「いやそれは遠慮します」

「伊達殿調子に乗らないで頂きたい」

「新年早々冷てぇな!」






淑気サルート



何時も通り宜しく。



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