「うはー!食ったー、ごっそーさん!お前料理上手いな、久しぶりにこんなに食ったぜ」

「ありがと〜。で、いつ帰るの?」

「もう帰宅希望!?早ぇよ!もうちっと、こう、moodをだな、」

「ムードなんていいから。有っても意味ないでしょ」

「大有りだわ!お前とアレコレするにはmoodとやる気と体力だ」

「アレコレなんて絶対ないし、そもそもムード自体出ないでしょ。ホント妄言垂れ流すの止めてくんないかな」

「No!妄言じゃねぇさ!俺を誰だと思ってやがる、不可能を可能にする男だぜ?」

「俺はアンタという存在を再起不能にしたいよ」

「不能?おいおい激しいな。言っとくが、俺は凄いぜ?生半可なtechniqueじゃ出来ねぇなぁ」

「誰が下半身の事を言った?本当にアンタと話してるとストレス溜まる」

「stress解消に一発?」

「何その『今夜一杯どう?』みたいなノリ。しないから。永遠にしないから。諦めて」

「諦めたらそこで試合終了なんだぜ?」

「アンタが終了になればいいのに」

「照れやがって、もっと素直になろうぜ。それともアレか?『上手く言語化出来ない。でも聞いて』的なノリか?上手く言語化出来ないのか?」

「アンタの頭ん中を今切実に調べたいと思ったね。なんでそんなポジティブ突き抜けて都合の良い方にしか考えられないの」

「あんま褒めんなよ、照れるだろ」

「褒めてないよね?」

「まあ、アレだ。恋する人は素晴らしい」

「・・・そりゃあ、そうだけど・・・」

「つー訳で、恋しようか。Let's go to the bed」

「なんでそうなんの。てか俺様アンタと恋しないって言ってるでしょ」

「なっ!なら誰に欲求不満処理してもらうんだよ!!」

「アンタじゃないのは確実だよ!」

「確実なのかよ!・・・・・・まじかよオイ」

「そんな落ち込む事じゃないよね」

「俺のやるべき事、いや俺専用だと思っていたのに・・・。まるで生き別れた兄が赤い服で仮面を着けていた時並のshockだぜ」

「いやアレはアレで格好良いから」

「・・・だがしかし!まだ諦めねぇ。こんなもんじゃ俺の魂は折れねーよ」

「むしろ折れろぉお!!何諦めたんじゃないの!?さっきショック受けてたじゃん!俺様きっぱり言い切ったよね!?」

「諦めたら、そこで試合終了なんですよ」

「それさっきも言ったから!」

「大事な事なので二回言いました」

「うぜぇぇええ!!ホントうざいホントいなくなって欲しい。目の前から消えてどっか行って!なんかもう逆に離れられるなら俺がどこか行きたい・・・!」

「Between the sheets?」

「違うから!なんでそう都合が良いの!もう片倉さんどんな育て方したの!?」

「Hey、佐助。俺の前で他の男の名前を出すたぁ、覚悟出来てんだろうな」

「アンタを再起不能にする覚悟なら出来てるけど!」

「・・・Ha!いいぜ。刃向かう事を許す、佐助」

「いくぞ独眼竜、武器の貯蔵は十分か・・・って違ぇ!今乗った自分が許せないああもう俺死ね!」

「俺に釣られてみる?答えは聞いてねぇ!」

「聞けぇえ!てか帰れぇええ!!俺様今心労ヤバいから!このまま憤死しそうだから!織田信長になっちゃうからホント帰って!もう消えて俺の前に一生現れないで!」

「それは無理だぜ、佐助。何故ならお前は俺のジュリエット、そして俺はお前のロミオ。恋に落ちるのは運命なんだ。そう、destiny!もしくはFate!出会うべくして出会った俺とお前。そして愛し合うのも必然。愛し合う二人。一難去ってまた一難、ぶっちゃけ有り得ない展開。会えない日々が続く。引き裂かれる愛。それでもあいつが恋しい。会ってこの手に抱きしめて溺れたい。困難が二人の愛を盛り上がらせ、会えた瞬間二人はきつく抱きしめ合」

「あ、もしもし片倉さん?ねぇどうしようか」








驀然アプローチ




俺の心労は危険値です。






















「おい佐助、寝るぞ」

「・・・なんで俺の布団の中で手招きしてるの」

「一緒に寝る為だろ。早く入れよ」

「・・・俺様一緒に寝るのは承諾してないんけど・・・」

「んだよ、細けぇな。一緒に寝るだけだぜ?」

「本当に、一緒に寝るだけ?」

「お前がいいなら最後までやらさせて頂きますが」

「遠慮します」

「だろ。お前に言われたからな、今日は一緒に寝るだけだ」

「んー・・・、でもなぁ・・・」

「あー!ごちゃごちゃ言ってないでさっさと入れ!寝るぞ」

「ちょっ!抱きしめないでよ、息苦しい!」

「昼間言っただろ、抱きしめて寝るって」

「それも承諾してない!」

「そんなの関係ねぇ。俺はお前を抱きしめてぇだけだ。何てったって、俺は不可能を可能にする男だからな」

「・・・・・・ほんと最悪」

「それに、くっつけば暖かいだろ。冷え性のお前にはちょうど良い」

「・・・そうだね、まあ、暖かい」

「だろ」

「けど俺様の方狭いんだけど。もう少し何とかしてくんない?」

「Oh,sorry.もっと俺の方に来な」

「・・・近いし苦しい。窒息しそう」

「俺の愛で?」

「・・・それは有り得ないね」

「Ha、いつかなるさ。・・・Good night,a good dream」

「ん、おやすみ」

「・・・I come out to a dream if possible」



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -