十三人の刺客 を見に行きました! 息抜きに見に行ったんですが、圧倒されました。 以下、ネタバレ含みます。 まずは殺陣の場面がリアルに感じられて圧倒されました。 随分長い間殺陣の場面があると思ったら、なんと50分!見入ってしまいましたね。 リアルなんですよ、血の出方とか死んでいく顔が。ちょっと怖かったぐらいです。 刀で斬り続けたら、あんな感じになるのか。本当の戦ってこんなに怖いのか。そう思いましたね。 目の前の敵はなりふり構わず斬る。刀がないなら石や棒、それさえないなら拳。そんな世界だったんだろうなぁ。 今の時代劇は主人公が強すぎて命のやり取りをしているという事があまり感じられないんですが、今回は泥臭く立ち回り、必死さが伝わって来ました。 何が何でも、自分の命を賭けても殺す。 その姿が強烈でした。 それから暗殺対象のお殿様。 涼しい顔してやる事やる事えげつない。その涼しい感じが似合っていました。 しかし本当に悪虐非道でした。 女は誰であろうと抱く。気に入らないと殺す。刃向かったら一族皆殺し。いやはや、そこまでとは。 所々にお殿様の狂気が見えて、もうお殿様怖いよ! 侍達も格好良い。 個人的には、やはり主役である島田新左衛門、剣の達人平山九十郎、槍の名手佐原平蔵が格好良かったです。 目立つ3人なんですが、島田は意志の強さ、人の大きさが魅力的でした。 そんな藩主暗殺なんて言われたらヒビリますよ。それを大博打と言い、「命を使い捨てさせてもらう」と言える島田はすごいとしか思えません。 平山は斬っていく姿が格好良かった。一対多勢でも怯まずむしろ自ら掛に行く。冷静で仁義を通し、侍らしい侍でした。 そんな平山も最期には死に物狂いで敵を殺すのですが、その場面は壮絶でした。 佐原は人間臭かったですね。 お金を貰い、贅沢し亡くなった妻に挨拶して戦に出る。素直に喜んだりしていて、一番感情を出していた人物です。 しかし、一番気になったのは野人・木賀小弥太です。 俳優さんが「龍馬伝」の高杉という事もあり楽しみにしてたのですが、まさか野人とは。 似合ってました。 本当もう大の大人、しかも格好良い俳優さんに対して失礼かもしれませんが、可愛いんだよぉ! まず登場がおかしい。 何罠に引っ掛かって宙ぶらりんとか! ひょいひょい山ん中走って、いきなり兎狩るとか! 純粋な笑顔とか! 可愛いとしか言えなかった・・・。生き残れとしか思えなかったよ・・・。 で、ギャグ線が高い。 頭を木で殴られても気付かない。 狸持参。 ご立派過ぎる下半身。 女に天国ではなく地獄を見せる。 村の若い女を全て半壊させ、まだヤろうとする。 遂には止めた村長(男)まで喰う。 侍相手に石、蹴り、棒。 頑丈過ぎる身体。 いや、もう可愛い。 あの野人可愛い。 いないかな、あんな人。遠目から見てみたい。 なんだか「七人の侍」の菊千代を彷彿させられました。 私のツボ押さえまくりよ! グロテスクな表現も相俟って、本当に圧倒される作品でした。 で、いざパンフレットを買おうと売店へ行った所、見覚えのあるタッチの絵が。 あれ?これBASARAの絵じゃない?BASARAのキャラデザの人の絵じゃない?そうだよね、そうとしか思えない、いや絶対そうだって!! 興奮して沢山グッズを買ってしまいました。 後でちゃんと調べたらまさにご本人様でした。嬉しかったです! 皆様も是非、「十三人の刺客」を観る際はグッズも見てみて下さい。 いや、すごい作品でした。 10/1(Fri) ←21:57(0) |