diary | ナノ

 掘り出しもの


中途半端に書いて放置してたもの。
擬人化した国数英の三教科に勉強を教えてもらうって内容です。
だがしかし、英語しかいません(・ω・)←

メモとか全くないので、この場で振り絞って三人の設定を少し。



国語
黒髪黒目のThe 日本人って感じ。
言葉も柔らかくて優しい。
けど真っ黒けっけ。

数学
茶髪に黒目。
お兄ちゃんみたい。

英語
赤と黒が入り混じった天パに琥珀色の目。
色々雑。よく国語に怒られる。

三人ともスーツを着ているが、着方はバラバラ。
そんでもって教え方が異常に上手い。



以下、少しだけ本当に少しだけ書いて放置してたものです。





***


『もう勉強なんて大っ嫌い…!!』



課題だけで手一杯な日々に何故かここ二週間程立て続けに行われる小テストに私はかなり参っていた。
いっそ全てを投げ出してしまいたい、という思いが放った先の言葉。
そんな事言ったって何が変わる訳でもない事なんて分かっていた。

机の上に広げられていた忌々しい英語のテキストを端に追いやって、私は天井を仰ぐ。
全く変わり映えのしない天井に、更に嫌になる事はこれまでの経験で学習済み。

……だった筈なんだけど。



『……は?』
「は?じゃねぇよ何アホ面晒してんだてめぇは」



いやいやいやだって、ねぇ?
変わり映えのしない天井の代わりに見知らぬ男に見下ろされていたらそりゃ言いたくなるわ。
てか、むしろ悲鳴を上げなかったことを褒めて欲しい。

赤茶ではなく赤と黒が入り混じった天パな髪に琥珀色の瞳を持つ見知らぬ男。
椅子の背凭れに身体を預けたまま男を見上げていれば、突然ガクンと頭が動いた。
反射的に身体を起こしてから、背中を押されたのだと気付く。
多少の気持ち悪さを感じながらも仕方なく私は身体を椅子ごと後ろに向けた。



『……てか、貴方誰?』
「英語」
『は?』



何ふざけた事を言ってるのだこの男は。
というか、答えになってない。


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