キミと僕との関係を、 | ナノ


僕の幼なじみ、住原 詩織。
小さい頃からよく遊んでた。
小中高全部同じ学校で、だから幼なじみと呼んで良いと思う。



中2のとき、求めたのはどっち付かずで、身体を重ねた。
今もそんな関係が続いてたりする。





今日も、また身体を重ねた。
いつも通り、僕の家で、終わったらどちらも会話を交わさず、ただ最後に、僕は彼女に、身体…大丈夫…? と声をかけ、彼女が小さく頷き、そのまま彼女は家を出る。
そうなると思っていた。

でも、今日だけは違った。
服を着ているときに彼女が口を開いた。
その開いた口からは僕にとっては衝撃的な一言が放たれた。






「明音、私たち、少し距離置こう。」







キ ミ の 一 言
(が、僕の心に、深く突き刺さった。)






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